動画協会ブースでは杉並アニメミュージアムや東京アニメセンター(共に動画協会が運営)にて開催されている催事のポスターやパンフレットが展示されていた。
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また動画協会はアニメ業界のデータや現状をまとめた本を定期的に刊行しておりそれらの販売も行っていた。今回は『アニメ産業レポート2018』『アニメーション用語事典』の2冊が販売されていたが、特に後者は先月2月21日に発売されたばかりとあって売れ行きが良かったようだ。
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『アニメーション用語事典』は動画協会が監修した初のアニメ業界用語辞典だ。アニメ業界では同じ言葉でも会社によって意味合いが微妙に異なることや同じことでも全く違う呼び方をするケースがある。特に昨今融合が進んでいる作画アニメと3DCGアニメの間には隔たりがあり、新入社員や他業界の人などニューカマーが意思疎通に支障をきたすこともある。
本書ではそれらの障壁を取り払う目的で「制作」「作画・演出」「CG」「ソフトウェア」など用語の分野毎に項目を分け、他分野の用語にアプローチしやすくなるよう工夫がなされている。
また、監修にあたってサンライズや白組など様々なスタジオの協力を受けており、専門用語のより標準的な意味が分かる意欲的な1冊となっている。
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販売担当者は「まだ第1版なので今後修正を重ね精度を上げていきたい。アニメ業界を志す若者はもちろん、各スタジオの資料や専門学校の参考書などにも導入していただければ」と語った。
「AnimeJapan 2019」
パブリックデイ:2019年3月23日・24日
ビジネスデイ:2019年3月25日・26日
会場:東京ビッグサイト