「revisions」小松未可子が目指す"未来"とは?「かなわない」と思わせる声優像 【インタビュー】 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「revisions」小松未可子が目指す"未来"とは?「かなわない」と思わせる声優像 【インタビュー】

2019年1月9日よりスタートする『revisions リヴィジョンズ』より、ミロを演じる小松未可子さんにインタビュー。作品の見どころから、自身が描く声優・アーティスト業への“未来のビジョン”などもたっぷりと語っていただいた。

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小松未可子さん
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  • 『revisions リヴィジョンズ』(C)リヴィジョンズ製作委員会
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■もし“子ども”の自分にアドバイスを送れるなら?



――作品にちなみ、子どもの頃の自分に何かアドバイスを送るとすれば?

小松
真面目に勉強して、体を柔らかくして、姿勢は良くして……etc(笑)。小さい頃の自分が積み重なって今の自分が出来上がってしまったので、本当に「真面目に生きて」と伝えたいです。

――小松さんが声優という職業に就いたのは、幼い頃からの夢だったからなのですか?

小松
いえ、また別の夢を抱いていましたね。でも、幼い頃から声優という存在は知っていました。

――では、未来で声優になるとわかっていたら、どんなアドバイスを送りますか?

小松
「いろいろなアニメを見ておけ!」です。今、もっと見ておけばよかったなと思うことがたくさんあるので。
男兄弟がいるのですが、男の子が見るようなアニメにもそんなに触れてこなかったんです。『ドラゴンボール』は見ていたんですけど、『ガンダム』は見ていないとか。「後々『ガンダム』に関わるから、見ておいて損はないよ!」と伝えたい(笑)。
アニメだけじゃなく、映画もドラマも本にもたくさん触れておいた方が良いよって。

――子どもの頃見ていた作品で、影響受けたものはありますか?

小松
それはもちろん、『名探偵コナン』です! 大人になった今でも見ています。
『コナン』が大好きになったことがきっかけで、声優さんに興味を持ち、倉木麻衣さんが好きになって音楽にも触れたり、自分の人生のいろいろな入口になっている作品です。
あと、自分はいつか探偵になると思っていました(笑)。絶対いつか役に立つと思って、生徒手帳に毒の致死量とかメモしてましたね(笑)。
ある意味、大介に近い、中二病をこじらせた部分があったと思います。

――声優という職業では、いつか演じるという形で探偵になれるかもしれないですよね。

小松
やりたいですね! そういう意味では、まだ探偵になれるチャンスがくるかもしれない!

――探偵のほかに演じてみたい役や、「こうなっていたい」と願う未来のビジョンはあるのでしょうか?

小松
キャリアを積んで、ようやく演じることを認められる役って、「ラスボス」だと思うんです。
今声優界には、「この人がきたらかなわない」と思わせる人がたくさんいるのですが、私もいつの日か「小松にならラスボスを任せられる」「絶対かなわない」と思わせるキャラクターを演じてみたいです。

――アーティスト業ではいかがですか?

小松
地元・三重県でライブをすることが1つの夢ですね。

――「三重県といえば」というコンサートホールやライブハウスはあるのでしょうか?

小松
大小いろいろあるのですが、まずは自分の地元である桑名市のNTNシティホール(桑名市民会館)。1000人以上入る大きなホールで、幼稚園の時にお遊戯会で踊って以来踏んでいないあのステージに、また立ちたいと思っています。それによって、恩返しもできるかなって。

――大介にとってのミロの言葉のように、今、小松さんが頑張る理由になっている言葉はあるのでしょうか?

小松
高校の時、お仕事のために上京することになって、転校したんです。その際、担任の先生に「成功するまで帰ってくるな」って言われて。
もし地元でライブができたら、その恩師の方もお呼びしたいと思います!

また、その担任の先生が、私を送り出してくれる時に、長渕剛さんの「乾杯」を歌ってくれたんです(笑)。厳しい言葉をかけられた反面、送り出すために歌を歌ってくれたことがすごく嬉しくて。
今でも歌声を覚えているので、忘れられない1シーンですね。

――では小松さんから、声優を志す方に何かひと言お願いします。

小松
え!? まだ自分がそんなひと言を言える立場じゃないかもしれないですが……(笑)。
現在声優として活躍されている方の多くは、養成所に通いそこで技術を学んでデビューされた方がほとんどですが、私は養成所に通ったこもありません。そういう意味で、入り口が“正規ルート”じゃないんですよね。なので、どの入口でも“アリ”というか。
不安でも、未来がわからなくても、まずは1歩踏み出してみることで、未来へ辿り着くことができると思います。

――最後に、作品の見どころをお願いします。

小松
未来に跳ばされた「渋谷の半径約1キロメートル以内」という狭い世界が、3DCGで緻密に描かれています。そこに、ある意味「日本の縮図」があって。
さらに、主人公の大介がミロと出会ったことによってどう変わっていくのか、成長に期待してください。また、人類は何と戦っているのかという壮大な部分や、怒涛のように展開するストーリーは、毎話驚かされます。
最終的に大介たちや渋谷がどうなってしまうのか、考察しながら見ていただくと、より楽しめると思います。

――ありがとうございました!
《米田果織》
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