野沢雅子さんは子どものときに役者として活動をスタート。半世紀以上にわたって数多くのアニメでキャラクターを演じてきました。TVアニメの歴史とともにキャリアを歩み続けてきた声優であり、さまざまなアワードにも輝いています。
2018年には『ゲゲゲの鬼太郎』第6作で目玉おやじを担当。第1作・第2作では鬼太郎役だった野沢さんが、今度は父親役を演じるというニュースは大きな話題になりました。
アニメ!アニメ!では、野沢雅子さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなアニメ作品キャラクターは?」と題した読者アンケートを実施しました。10月14日から10月21日までのアンケート期間中に193人から回答を得ました。
男女比は男性約49パーセント、女性約51パーセントとほぼ同数。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約25パーセント、30代、40代もそれぞれ約15パーセントと、幅広い世代から票が集まりました。
■トップは孫悟空 国民的キャラが多数ランクイン
1位は『ドラゴンボール』の孫悟空。支持率は約45パーセントで、他を寄せ付けない圧倒的な人気を見せました。
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読者からは「悟空が子供から大人になっても、ずっと変わらない声を今も保ち続けて、ファンを喜ばせてくれているのが本当にすごいです」や「野沢さんの悟空・悟飯・悟天の演じ分けが大好きです」といったコメントが集まっています。悟空を少年期から演じ続けてきたことや、息子の悟飯と悟天を含めて三役を担当したことが人気の要因です。
また悟空の父親であるバーダックや、最新作『ドラゴンボール超』に登場したゴクウブラックもランクイン。それぞれで異なる芝居を見せて、ファンを虜にしました。
2位は『あらいぐまラスカル』のラスカル。支持率は約10パーセントでした。「可愛くてやんちゃなラスカルの鳴き声を見事に表現しているから」や「空想の生き物ではなく、言葉を喋るわけでもない純粋な動物の声を演じるってすごいなぁと感じたからです」といったコメントが寄せられいます。『ラスカル』は1977年放送の作品ですが「再放送で見ました」という声も多く、若い世代からも人気でした。
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3位は『銀河鉄道999』の星野鉄郎。支持率は約9パーセントでした。「少年が少しずつ大人になっていくさまが見事に表現されてる」や「男気があって真っ直ぐな鉄郎が大好きです」という意見が見られました。少し大人の姿で描かれた劇場版の人気が高く、ときおり見せるカッコ良さもファンを魅了しています。
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全体ランキングでは『ガンバの冒険』や『怪物くん』など、主演を務めた作品が目立ちます。同率7位には『ドラえもん』もランクイン。1973年に放送された日本テレビ版の後半でドラえもんを演じました。
同率14位には「わかさ生活」のマスコットキャラクターであるブルブルくんも登場。「テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみよう」というアニメCMがよく流れていたため、印象に残っている読者が多いようです。誰もが知っている国民的キャラクターを筆頭に、多彩なキャラが一堂に会する結果となりました。
■ランキングトップ5
[野沢雅子さんが演じた中で一番好きなアニメ作品キャラクターは?]
1位 孫悟空 『ドラゴンボール』
2位 ラスカル 『あらいぐまラスカル』
3位 星野鉄郎 『銀河鉄道999』
4位 鬼太郎 『ゲゲゲの鬼太郎』『墓場鬼太郎』
5位 ギルモン 『デジモンテイマーズ』
5位 孫悟飯 『ドラゴンボール』
(回答期間:2018年10月14日~10月21日)
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