「第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」(11月2日~11月5日開催)より、長編コンペティションのノミネート作品が発表された。本年度新設の同部門では25の国と地域より応募された49作品から、厳選した5作品を上映する。 「新千歳空港国際アニメーション映画祭」は、北海道と世界を結ぶゲートウェイ、そしてエンターテインメント空港としても躍進する新千歳空港ターミナルビルを会場に、世界中のアニメーション作品を一堂に集める映画祭だ。メインイベントとなる「アニメーションコンペティション」では、今年度から「長編アニメーションコンペティション」を新設し、30分以上の中長編アニメーション作品を募集していた。「長編アニメーションコンペティション」には初年度にも関わらず25の国と地域から49作品の応募があり、そのうち5作品がノミネートされた。アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ作品で、クメール・ルージュ政権下に生き延びようとする家族を描くドニ・ドゥ監督の『FUNAN』をはじめ、台湾出身の女性の過去と現在が交錯するソン・シンイン監督の『On Happiness Road』、アイドルグループのクリスマスライブを全編手描きアニメで表現した安良井澄子・黒柳トシマサ両監督の『少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR YOU- 完全版』がラインナップ。さらにタリバン政権下のアフガニスタンで男装して家族を救おうとする少女を描くノラ・トゥーミー監督の『The Breadwinner』、植民地時代のアフリカで起きる悲哀な出来事を描くマーク・ジェイムス・ロエルズ&エマ・ ドゥ・スワーフ監督の『This Magnificent Cake!』と、バラエティに富んだ国内外の話題作が勢揃いした。同部門からは、『君の名は。』のコミックス・ウェーブ・フィルムと日中協同作品『詩季織々』を手掛けたHaoliners代表のリ・ハオリン氏(中国)、アニメーション作家の冠木佐和子氏(日本)、MIYU PRODUCTION代表のエマニュエル=アラン・レナール氏(フランス)ら国際審査員3名によって、映画祭期間中に賞金30万円の「長編グランプリ」が選出される。「第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」は今後、10月10日に記者会見を予定。当日はそのほかの招待プログラムやタイムテーブルなど、本年度映画祭の詳細が発表される。「第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」開催日程:2018年11月2日(金)~11月5日(月)会場:新千歳空港ターミナルビル(ソラシネマちとせ 他)[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
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