本作は原作者の鈴木央が描き下ろしたネームを元にした完全オリジナルストーリーである。山田プロデューサーは「鈴木先生には夏休み映画ですので、気持ちいい感じで終わるようにということを話し、ホークママが大きいので、デカい敵が出てきて、一発でやらかしてほしいという（笑）。そのイメージを事前にお伝えしました」と事前に伝えた方向性を明かす。
西片監督は「最初は90分のアニメとしては少し短かったので、劇場用ということで、こちらでいろんな部分を足していきました。実は“天翼の剣”も先生のネームにはなかったものなんです」と語り、「夏休みに楽しめるジェットコースタームービーだと思います」と仕上がりに自信を見せた。
劇場版の見所は激しいバトルシーンだ。西片監督は「最後のキメのシーンは相当ギリギリまで引っ張って作りました。8月6日の（完成披露上映会）のときは、まだ完成してなくて…（苦笑）。今日、初めてお見せすることができました」とホッとした表情を浮かべる。
前半部分を重点的に担当した阿部総監督は「いろんな楽しみ方ができると思います。アクションは当然ですが、天空の村の生活も楽しく見れるし、ホークもいつもよりたくさん出てきますので」と見どころをアピールした。
最後に山田プロデューサーは「弱虫だったソラーダが頑張って、〈七つの大罪〉たちと大活躍するので、子どもたちが壁にぶち当たった時に『頑張っていける』と思ってもらえたら」とコメント。西片監督も「子どもたちがソラーダになり替わって、自分を重ねて、天空の世界を楽しんでもらえたらという思いで作りました」と呼びかけた。
『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』
8月18日全国公開
『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』最速上映～大罪Night～
日程:8月17日（金）
場所:新宿バルト9シアター6
登壇者:阿部記之総監督、西片康人監督、山田賢志郎プロデューサー
(C)鈴木央・講談社／「劇場版 七つの大罪」製作委員会
