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神アニメーター・井上俊之が考える“本当にすごいアニメーター”とは?

8月7日(火)、TBSラジオ番組『アフター6ジャンクション』内のコーナー「神々の視点」にアニメーターの井上俊之さんが出演し、井上さんの考える本当にすごい”アニメーターの神”の名前を挙げる一幕があった。

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「さよならの朝に約束の花をかざろう」(c)PROJECT MAQUIA
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  • さよならの朝に約束の花をかざろう 井上俊之原画集 上中下巻 各3,000円(税別) (C) 2010-2017 P.A.WORKS Co.,Ltd. All rights reserved.
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1番に挙げたのはスタジオジブリの宮崎駿監督。「みなさんとしては演出家、監督という認識だと思いますが僕らの世代にとってはまさに神アニメーター。他にも素晴らしいアニメーターは数多くいらっしゃいますが、与えた影響と成した仕事の大きさを考えるとやはり宮崎さんが神」と述べた。
その理由として『アルプスの少女ハイジ』全52話、『母を訪ねて三千里』全52話の全話全レイアウトを描き、レイアウトという作業の担うべき内容とクオリティを決定づけたことを挙げた。
1話あたり約300カット、それを毎週全て1人でこなしたこと、過去のスイスやイタリア、アルゼンチンの世界を現地の人が見ても違和感のないレベルの画に仕立てたことは「質的にも量的にも、今後世界の誰にも超えることは不可能」と述べた。

次に挙げたのは『新世紀エヴァンゲリオン』『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air』の戦闘シーンなどを手掛けた磯光雄さん。70年代アニメの表現の模倣やアレンジに終始していた自分たちに対し、磯さんが描いた『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』冒頭の北極基地の戦闘シーンなどは場面に必要となるリアリティや臨場感を突き詰めて描かれており、アニメーションが成すべき本分だと感じたという。
「自分たちがやっていたことはコピーのコピーのようなアニメファンのゴッコ遊びだった、と頬を打たれた思いだった」「漫画の世界に大友克洋以前以後という語られ方があるように、アニメは磯光雄くん以前以後に分けられるくらいのショックを与えた」と語った。
→次のページ:最後に挙げたのは『NARUTO』で有名なアニメーター
《いしじまえいわ》
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