「ULTRAMAN」神山健治×荒牧伸志インタビュー “ダブル監督体制”で目指すものとは | アニメ!アニメ!

「ULTRAMAN」神山健治×荒牧伸志インタビュー “ダブル監督体制”で目指すものとは

インタビュー

「ULTRAMAN」神山健治×荒牧伸志インタビュー “ダブル監督体制”で目指すものとは
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  • (C)TSUBURAYA PRODUCTIONS (C)Eiichi Shimizu, Tomohiro Shimoguchi (C)「ULTRAMAN」製作委員会
■実写の代用品ではない、アニメを軸にするこだわり

――お二人とも『スターウォーズ』や『ブレードランナー』のような作品を作りたい、ということがスタートだということでした。踏み込んだ質問で恐縮ですが、お二人にとってアニメは実写の代用品だった、という事でしょうか?

神山
スタートの時点では「『スターウォーズ』を作る人になろう」と思っていました(笑)。当時日本で『スターウォーズ』的なものを作ろうと思った時に「最適なのはアニメだ」と思ったのでアニメを始め、技を磨く中でアニメの良さを知っていきました。だからまず第一に、アニメが好きなんです。
ただ、「絶対に手描きじゃなきゃダメ」という人もいるんですが、僕は3DCGなどを効率的に使っていけばいいと思います。でもその一方で、3DCGの場合、手描きと同じように作り手の熱量や作家性が乗っかってくるのはどこなんだろう? という事も追求したい。
つまり、アニメを軸に写実的な画作りを目指し、様々な手法を取り入れていくことそのものに面白さを感じています。だから「実写が撮れないから代用品としてアニメをやっている」という意識はないですね。

――荒牧監督はいかがですか?

荒牧
学生の頃、「『スターウォーズ』なら作れるんじゃねえか?」と本気で思ってたんですよ(笑)。それでアニメと実写、両方作ってみたんです。

神山
両方やったんですね!

荒牧
キャラが出てこないメカだけのものでしたが、実写の方はミニチュアを作って8ミリカメラでコマ撮りしたりしましたよ(笑)。
で、同じものを同じくらいの時間をかけて作ってみると、アニメの方が完成度が高かったんです。その時「アニメならプロっぽいものが作れるんだ」と感じてアニメが面白くなっちゃったんですね。それでアニメ業界に入るとすごい人もいっぱいいるし住み心地がいいところだったので、そのまま(笑)。
だから、スタートとしては代用品という意識はどこかにあったかもしれないけど、そういう角度で入ったからこそちょっと違う視点から「アニメおもしれえな」と感じられたし、3DCGも「複雑な形でも崩れないし、メカやるんだったら絶対にこっちの方がいいじゃん!」とポジティブに受け入れられた。3DCGからモーションキャプチャーを用いる過程で、役者の動きや芝居の面白さにも気付けた。
アニメからスタートしていろんな技術や表現に関心を持ったので、アニメが代用品という意識は今は僕にもないです。「ここまで写実的な作品作りができるなら実写撮りませんか?」とよく言われるんですが、アニメであれば培った技術もあるし仲間もいるんだから、アニメでやるよ、って感じです(笑)。

――ありがとうございます。お二人ともアニメを軸としつつ、様々な技術や表現を取り入れる事にも積極的であるということがよく分かりました。

■神山「『ULTRAMAN』はかなりアニメっぽい仕上がりになる」


――それでは『ULTRAMAN』の作品そのものについてお伺いしたいと思います。本作は漫画原作のアニメ化ですが、その前には伝説的特撮作品があり、制作もフル3DCGでモーションキャプチャー使用と、まさに様々な表現が盛り込まれた作品だと感じます。ティザーPVも公開されましたが、『ULTRAMAN』は単純な「漫画原作のアニメ化」ではない、実写的、特撮的なものになるんでしょうか?

神山
いいえ、面白い試みをたくさん盛り込んではいますが、ちゃんと画が出来上がると「間違いなく漫画『ULTRAMAN』のアニメ化だ」と思ってもらえるものになると思います。この辺説明が難しく、早くお見せして伝えたいんですが……(笑)。

荒牧
見てもらえればすぐに伝わると思うんですけどね(笑)。原作のファンやアニメファンの方に受け入れられやすいものになると思います。

神山
これまでの情報で「実写っぽいものになるのかな?」と思われる方が多いかもしれませんが、(まだ公開されていない)キャラクターはセルアニメに近いので、最終的にはかなりアニメっぽい仕上がりになるという手応えはあります。
今日お見せできればみなさん腑に落ちたと思うんですが、セルアニメと違って3DCGでアニメを作る場合、前工程の段階がすごく長くて、ある瞬間急に完成に近づく感じなんです。

荒牧
今、二段階目くらいまできています。これが四段階目くらいになると目に見える形になるので、もう少しお待ちください(笑)。
いわゆるアニメ的でありつつ、モーションキャプチャーの役者による芝居や3DCGの質感など、何か違うぞ? と思っていただける、陳腐な言い方ですが今までに見たことのない面白いものになると思います。

――最後に、アニメ版『ULTRAMAN』を楽しみにされている全てのファンの方々に向けて、メッセージをお願いします。

神山
作り方から新しい挑戦をした作品になっています。僕もアニメ監督としてはもう大概ベテランになってきちゃいましたが、僕自身が毎日新鮮に感じながら制作しているので、見る人にとっても新鮮で楽しい作品になると信じています。早くお届けしたいと思っていますので、楽しみに待っていただけたら幸いです。

荒牧
CGの作品はこれまで作ってきましたがアニメ作品はほぼ初めての経験ですし、神山さんと一緒に制作するという事もチャレンジや刺激になっています。それがいい形でフィルムに出て、期待を裏切らないものになると思いますので、ぜひよろしくお願いします。



【原作情報】
<公式HP>
http://anime.heros-ultraman.com/

<公式Twitter>
https://twitter.com/heros_ultraman

[スタッフ]
タイトル:『ULTRAMAN』(仮)
監督:神山健治×荒牧伸志
制作:Production I.G×SOLA DIGITAL ARTS

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS (C)Eiichi Shimizu, Tomohiro Shimoguchi (C)「ULTRAMAN」製作委員会

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〆切:2017年1月14日(日)23時59分

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《石島英和》
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