「京まふ」の愛称でも知られるこのイベントは国内外から高い関心を集めている西日本最大級の総合コンテンツ見本市だ。2012年の初開催以来、年々その規模を拡大しており、今年で6回目の開催を数える。
開催初日となる16日にはオープニングセレモニーが開催。今年から、ステージイベントの会場を京都市勧業館みやこめっせに隣接するロームシアター京都に移しており、客席数も大幅に増加。現地には多くのアニメ・マンガファンが集っており、台風接近という悪天候の中、早朝5時から3000人が列を成した。
セレモニーでは、イベントの発起人である京都市の門川大作市長より開会の挨拶が述べられた。門川市長は、文化庁の京都全面移転にも触れつつ、マンガ・アニメを文化として大事にしていこうという国策の中で、京都の役割も大きくなってきていると指摘。第1回開催と比較して今年は倍以上の企業団体参加に発展したことで、国内は元より国外からの関心の高まりを感じていると話した。
主催者である京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会の松谷孝征委員長からも、年々「京まふ」の開催規模は拡大しているとした上で、これに満足をせずますます発展させていきたいと抱負が述べられた。
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続いて京まふ応援サポーターの佳村はるかが登場。壇上の主催者や来賓と共に盛大に鏡開きが行われ、京まふ2017の開幕が告げられた。
佳村は、自分が地元である大阪にいたころには近畿地方でのアニメ・マンガ関係のイベントはあまりなかったとした上で「今では当たり前になっている」と、その広がりに驚きを見せた。今回の注目ポイントは「京まふショップ」であるとし、アニメグッズと京都の文化がコラボした、ここでしか買えないものが魅力的であると語った。
ステージの最後には、「2日間を是非楽しんでいってください」とコメント。客席からは割れんばかりの拍手喝采が贈られオープニングセレモニーは幕を下ろした。