「ひるね姫」上海国際映画祭の上映に神山健治監督が登壇 中国での配給も決定 | アニメ!アニメ!

「ひるね姫」上海国際映画祭の上映に神山健治監督が登壇 中国での配給も決定

2017年6月18日、第20回上海国際映画祭・パノラマ部門に正式招待された『ひるね姫』が中国・上海市内の国泰映画館にて上映され、舞台挨拶には神山健治監督が登壇した。

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2017年6月18日、第20回上海国際映画祭・パノラマ部門に正式招待された『ひるね姫』が中国・上海市内の国泰映画館にて上映され、舞台挨拶には神山健治監督が登壇した。

同作は『東のエデン』や『精霊の守り人』、『攻殻機動隊S.A.C.』の神山健治監督が手掛けた初の劇場オリジナルアニメ。東京オリンピックが迫る2020年の夏を舞台に、昼寝が特技の平凡な女子高生・森川ココネが知らない“ワタシ”を見つける旅を繰り広げていくロードムービーだ。ココネ役は連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインを務めた女優の高畑充希が担当しており、そのほか満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介らが声優として参加している。高畑がココネとして歌唱した主題歌「デイ・ドリーム・ビリーバー」でも話題の作品だ。

映画祭期間中に5回行われる公式上映は神山監督の新作とあって全チケットが即日完売となり、上映後には観客から自然と拍手が沸き起こった。
客層は主に10代から20代の若者で、Q&Aのために登壇した神山監督には熱心な質問が多数寄せられた。「映画の重要な要素として人工知能を選んだのはなぜか」との問いには、神山監督が「日本には世代格差、世代間の断絶がある。その象徴がテクノロジー。若い世代はソフト、上の世代はハードと分かれ、経済発展の障害になっているのではないかと思う。映画の中では象徴として人工知能が出てくる。主人公のココネは世代間を繋ぐ存在」と回答。作品に込めた思いを説明する場面も見られた。
最後には監督のサイン入りクリアファイルを景品としたじゃんけん大会が開催され、会場が大いに盛り上がった。また登壇を終えた神山監督のもとには50名以上のファンがサインや写真撮影を求めて列を作り、監督も嬉しそうに一人一人に応じていた。

すでに45の国と地域での配給が決定している『ひるね姫』だが、このたび新たに中国での配給も決定した。劇場公開に向け作業が進められており、引き続き注目を集めていくことになりそうだ。

『ひるね姫』
(C)2017 ひるね姫製作委員会
《仲瀬 コウタロウ》
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