『月がきれい』は、「蒼き鋼のアルペジオ」シリーズ等を手掛けている岸誠二監督のオリジナルアニメ作品。中学3年で初めて同じクラスになった文学少年の安曇小太郎と、陸上部女子の水野茜の、甘酸っぱい思春期物語だ。ネット上では、その絵に描いたような青春に、「頑張れ!!」「青春したい!」「リア充爆発しろ!」とアニメファンも心をざわつかせている。
そんな本作品で、このイモのマスコットは、「緊張しい」な茜の緊張をほぐす大切なお守りのようなもの。これを、2種類のイモを使って芋ようかんで作ってみようと思う。
まずは、加熱したさつま芋を潰す。
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熱いうちに手早くつぶすのがコツ。
水300ccと粉寒天大さじ1,5杯を鍋に入れて沸騰させ、砂糖100gを加えてさらに1分ほど沸騰させる。寒天が少し多めだが、形を作りたいのでこれでOK。
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しっかり溶かしたら、寒天にさつま芋を合わせ、均一になるまで混ぜる。
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味見をしつつ、甘さが足りなければ砂糖を足して溶かす。
ある程度厚みのある器に流し入れ、冷ます。
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器がお椀型だと、底の形が利用できるので作りやすい。
冷めたら器から出して余分な部分を切り落とし、形を作っていく。
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同じ要領で作った紫芋のようかんの液を、固まる前に刷毛などで表面に塗っていく。
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先っぽは、適当に液を垂らしておいて、冷えてから切って形を作ればOK。
余った芋ようかんでリボンとほっぺたをつけて……
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立たせて最後の仕上げを施せば、完成!!
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葉っぱの部分は抹茶のようかん、目はチョコレートで作った。
我ながら可愛く仕上がったと思う。ひんやり冷たい芋ようかんは、これからの季節にもちょうどいい。小太郎と茜の、見ているこちらがハラハラしてしまう危うさを見守りながら、ぜひこの芋ようかんで気持ちを落ち着けつつ、今後もアニメの、そして2人の行方を見届けてほしい。
【月乃雫】
アニメ、料理ライター 兼 料理研究家。「ダ・ヴィンチニュース」やこの「アニメ!アニメ!」、企業の会報誌などで原稿を書いたり料理をしたりしています。