声優・肝付兼太さんを偲ぶ会 野沢雅子、関智一らスネ夫にお別れの挨拶 | アニメ!アニメ!

声優・肝付兼太さんを偲ぶ会 野沢雅子、関智一らスネ夫にお別れの挨拶

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声優・肝付兼太さんを偲ぶ会 野沢雅子、関智一らスネ夫にお別れの挨拶
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昨年10月20日に肺炎のため亡くなった声優・肝付兼太さんを偲ぶ会が、2月6日渋谷・東武ホテルでしめやかに営まれた。会場には漫画家の藤子不二雄Aや『銀河鉄道999』などで共演した野沢雅子、『ドラえもん』のスネ夫役を引き継いだ関智一など親交の深かった関係者200名以上が参加。出演作品や肝付さんとの思い出を振り返った。

まずは、肝付さんが車掌役を務めた『銀河鉄道999』の生みの親である松本零士が「肝付さんが車掌さんの声をやってくれたおかげで、北九州小倉に車掌さんの像が立つんです。みんな、あの姿を見ると肝付さんの声を心の中で思い出す。『999』は終わりのない旅だから、まだこれからも走らせる予定。本当に寂しいですが、肝付さんの声を頭で聞きながら、車掌さんを動かしていきたい」と挨拶した。

そして、肝付さんがドラキュラ役を演じた『怪物くん』、ケムマキ役を務めた『忍者ハットリくん』の作者・藤子不二雄Aが献杯の挨拶。「痩せていましたけれど、いつも元気でニコニコしている方だったので、亡くなったと聞いて本当に驚いた。悲しいというよりも、寂しいです」と語った。献杯後には、肝付さんが演じた『ドカベン』殿間一人や『おそ松くん』イヤミなどのVTRが流れ、会場からは「懐かしい」という声が聞こえた。

その後、特に親交が深かった参加者が登壇し、肝付さんへの想いや思い出が語られた。様々な作品で共演した野沢雅子氏は「肝ちゃんとの共演はホントに多かった。そんな話になった時に『自分はいつも子分の役だ』って言ってたんです。でも、プライベートでは頼りになる方だった。ずっと『999』に乗っててほしかったんですけど、車掌さんだからいろいろな電車に乗らなきゃいけないんだよねって、メーテル(池田昌子)と話しました」としみじみ語った。そして、肝付さんからスネ夫役を引き継いだ関智一は「私が通っていた学校で、肝付さんが講師をしていました。講師の肝付さんとスネ夫の肝付さんって全然イメージがつかなかったので、どうやって演じているんだろうと疑問だったんです。実際、演じる姿を拝見させていただく機会があったのですが、後ろ姿が本当の子供のようで本当に驚いた。いつか、あんな感じで子供のように年を重ねていければと思います」と話した。

最後に、肝付さんを師と仰ぎ、偲ぶ会の発起人の一人である山口勝平が「みなさんの挨拶を聞いていたのですが、僕の師匠は本当にみんなに愛されていたんだなと感じました」と涙ながらに挨拶。また「けんかもいっぱいしたし、言い合いもいっぱいしたが、役者になろうと上京したときに手取り足取り教えていただいた。肝さんがいなかったら今の自分はいない」と名付け親でもある師へ、改めて感謝の意を述べた。「僕はまだ肝付さんに何も返せていない。だから、肝付兼太の弟子として、この業界で頑張っていくことが恩返しであると思っています」と決意表明した。

参加者がみな口にしたのは、いつも明るくニコニコ笑い、周囲への気配りを忘れない。仕事に対して妥協はしない、演者としてプロ意識を持っている肝付さんの姿だ。周囲の人を愛し、愛されている人であることは容易に想像できた。偲ぶ会で語られた温かな言の葉は、天国から優しく見守る肝付さんに届いたであろう。
《冴島友貴》
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