第71回毎日映画コンクール 「シン・ゴジラ」、「この世界の片隅に」が3冠受賞 | アニメ!アニメ!

第71回毎日映画コンクール 「シン・ゴジラ」、「この世界の片隅に」が3冠受賞

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株式会社毎日新聞社と株式会社スポーツニッポン新聞社が主催し、今回で71回目を迎える「毎日映画コンクール」。並み居る映画の中から日本映画大賞を2016年に大ヒットを記録した『シン・ゴジラ』が受賞した。
また日本映画優秀賞に『この世界の片隅に』が受賞し、アニメーション賞を『君の名を。』が受賞するなど、アニメーション作品も目覚ましい躍進が見られる受賞結果となった。

「毎日映画コンクール」は1946年に創設された映画賞だ。前年1月1日から12月31日までに公開された全作品の中から作品、監督や俳優などの個人に与えられる賞だ。黎明期の日本映画を支えた田中絹代の名前を冠した田中絹代賞、日本アニメーションの先駆者である大藤信郎を称え、創設された大藤信郎賞なども存在する。

歴史と栄誉溢れる本コンクールにおいて堂々の大賞を受賞した『シン・ゴジラ』。監督は言わずと知れた『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを手がけた庵野秀明だ。そしてもうひとりの監督、特技監督は映画『進撃の巨人』を手がけた樋口真嗣。アニメ、特撮界のドリームコンビがタッグを組み、リアルに組み立てられたストーリーは大きな支持を得て大ヒットを記録した。
そんな『シン・ゴジラ』は他にも2つの賞を受賞し、トリプル受賞の栄誉に輝いている。ひとつは美術賞、もうひとつは助演女優賞だ。この助演女優賞を受賞したのは尾頭ヒロミを演じた市川実日子。野生動物の専門家としてゴジラの生態を研究し、独特のクールビューティーさが人気を博し、本作の躍進に一役買ったことは記憶に新しい。
快挙を記録したのは『シン・ゴジラ』だけでなく、今回の本コンクールでのアニメ作品の躍進が目立つ形となった。日本映画優秀賞を獲得したのは片淵須直が監督した『この世界の片隅に』だ。こちらは音楽賞と上述の大藤信郎賞も含めたトリプル受賞を果たし、その世界観が大きく評価された。また海外でも大ヒットを記録している『君の名は。』はアニメーション映画賞とTSUTAYA×Filmarks 映画ファン賞のダブル受賞を果たしている。また、TSUTAYA×Filmarks 映画ファン賞の外国語映画部門はディズニーの『ズートピア』であり、海外の作品でもアニメが豊作であったことがわかる。

2016年はアニメーション映画が大きく飛躍した年であった。2017年は果たしてどのような作品が現れるのか、期待が募るところだ。

[作品部門]
日本映画大賞: 『シン・ゴジラ』
日本映画優秀賞: 『この世界の片隅に』
外国映画ベストワン賞: 『ハドソン川の奇跡』
[監督・脚本賞]
監督賞: 西川美和 『永い言い訳』
脚本賞: 向井康介『聖の青春』
[俳優部門]
男優主演賞: 本木雅弘『永い言い訳』
女優主演賞: 筒井真理子『淵に立つ』
男優助演賞: 香川照之『クリーピー 偽りの隣人』
女優助演賞: 市川実日子『シン・ゴジラ』
スポニチグランプリ新人賞: 毎熊克哉『ケンとカズ』、中条あやみ『セトウツミ』
田中絹代賞: 松原智恵子
[スタッフ部門]
撮影賞: 斉藤幸一『64 -ロクヨン-』
美術賞: 林田裕至、佐久嶋依里『シン・ゴジラ』
音楽賞: コトリンゴ『この世界の片隅に』
録音賞: 白取貢『聖の青春』
[ドキュメンタリー部門]
ドキュメンタリー映画賞: 『桜の樹の下』
[アニメーション部門]
アニメーション映画賞: 『君の名は。』
大藤信郎賞: 『この世界の片隅に』
[TSUTAYA×Filmarks 映画ファン賞] 
日本映画部門: 『君の名は。』
同外国映画部門: 『ズートピア』
[特別賞]
特別賞: 島村達雄(白組社長)
《尾花浩介》
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