イラストレーターの中村佑介がセミナーを開催 学生たちに創作テクニックを披露
8月21日、イラストレーター・中村佑介による「プロから教わるイラストスキルアップセミナー」が、アミューズメントメディア総合学院にて開催された。
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中村佑介は学生時代にデザインを学んでいたが、展覧会にイラストを出展したことで「一人でも多くの人にイラストを見てもらいたい」という想いが芽生えたそうだ。大学卒業後には、CDジャケットや書籍表紙は何万人もの目に触れる展覧会だと考え、商品が店頭に並んでイラストを見てもらえる仕事も手がけるようになった。
多くの人に作品をアピールするためには、色の組み合わせやコントラストが重要だと語る。男子トイレ・女子トイレのマークを例に挙げて、「マークを遠くから見たとき誰もが色で判断する。つまり絵柄よりも色の情報の方が先に入るのです」と説明。一般層の目に入るイラストにするための大切さを伝えた。そのほか、「ある一定の層にしか理解できないモチーフをイラストに使わない」など、多くの人にイラストを楽しんでもらう秘訣が披露された。
学生時代にやっておくべきことについて問われると、「絵以外のことこそ、将来の絵の武器になるので、合コンに行ってみるのもいい、ディズニーランドに行ってみるのもいい。とにかく、イラスト以外にも、いろんなことに興味を持った方が得です」と幅広い経験を積むことだと語る。「そして、イラストも言葉と同じコミュニケーションなので、友達といっぱい話そう」と学生という立場を謳歌して欲しいとメッセージを送った。
最後は「将来、イラストに詳しくない人こそが消費者になる訳なので、学生時代からイラストに興味のない友達にこそ、自分の作品を見せて欲しい。そこで得られる感想が、世の中の評価に最も近い」と語り、セミナーを締めくくった。