今石洋之、すしおら、TRIGGERのアニメーターたちが渋谷パルコを惜しんで壁面ペイントを実施
8月4日(木)~7日(日)の4日間、渋谷パルコ(パート1)のヴィレッジヴァンガード freaks(6F)の壁面にアニメーション制作会社TRIGGER所属のアニメーターたちが描いたスペシャルなラクガキが現れた。
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壁面制作は8月3日(水)の渋谷パルコ営業終了後に21:00頃にスタートした。『宇宙パトロールルル子』や『キルラキル』監督の今石洋之、『キルラキル』キャラクターデザイン・総作画監督のすしお、『宇宙パトロールルル子』作画監督の半田修平らTRIGGER所属のアニメーターが集まり、真っ白な壁面の前で和やかに打ち合わせ。まず壁面に向かったのはすしおだ。そしてやや離れた場所で今石監督がペンを手に壁面に向かう。すしおは遠目にジッと壁を見つめ、大胆に下書き線を走らせる。大まかなラインを取ったら次にペンを入れていく。できあがっていくのは『キルラキル』纏流子だろうか(後に「流子じゃないよ」というすしお氏のコメントが飛び出した)。一方の今石監督はルル子が落ちて飛び上がってワープする、という様子を下書きなしで描き進めていく。
ある程度二人によって大きなイラストが描かれると、他のアニメーターたちも続々と壁に向かい始める。それぞれ思い思いに壁面のスペースや描き込まれたイラストを見つめている。手にしたiPhoneに下書きか何かを入れていたのか、それを見ながら描き込む者もいれば、スペースを見つけては自由気ままに描き込む者もいる。集中しているようでもあり、時おり笑い声や笑顔も見え、まるで遊んでいるようでもある。約1時間が経った頃には壁面はイラストでにぎやかに埋められた。
「アニメミライの『リトルウィッチアカデミア』を見てTRIGGERを目指したんです。この先にはTVシリーズありますし、いろんな思いを込めて主人公3人(アッコ、ロッテ、スーシィ)を描きました」(糸山礼央)
「渋谷パルコのロボットになったルル子を描きました。ロボットものが好きなので、テーマはあらかじめ考えてました。今石さんにずっと憧れていたので、TRIGGERでの日々は本当に楽しいです」(長田信博)
「壁面に描くなんてTRIGGERとしても初めての体験です。数日したらなくなっちゃう、残るものじゃないからとにかく楽しさを優先にしてルル子を描きました。渋谷パルコの地下にあるパルコブックセンターは学生時代、洋書がたくさん揃っていたのでよく通っていたんです。お世話になりました」(今石監督)
イラストで埋め尽くされた壁面。担当分を描いてひと段落したアニメーターが徐々に去っていく中、すしおは壁に向かい続け、天井に満顏飾マコ(『キルラキル』)を描いたり、更には他のアニメーターが描いたイラストを修正したりといたずらっ子のように行ったり来たり。その様子を楽しげに見る残ったアニメーターたち。作業時間は2時間ほど。その中で真っ白い壁面は瞬く間に賑やかなキャラクターたちで埋まった。
8月7日をもって渋谷パルコ(パート1、パート3)は一時閉館。3年後の2019年の秋に再オープンを予定している。