今回杭州のアニメフェアに参加して一番印象的だったのは、会場を別途設けたことで分かるようにB to Bのビジネスが拡大されていたことである。以前から杭州アニメフェスティバルにはその種の機能はあったのだが、正直「官製主導」の印象を拭えず形式的なものに終わっていたように見えた。一貫して民間主導で発展した日本のアニメ産業界と異なり、中国では徹底した政府主導での産業振興が行われたのである。 おそらくは中国における日本のアニメ浸透にも刺激されたのであろうが、2000年代になって急激に国産アニメーション振興が展開されるようになる。2004年、中国政府は「国産アニメ・漫画産業の制作・放映活動を支持・奨励」通達や「音像」(音楽や映像、オーディオビジュアル)分野への税金優遇の拡大を皮切りに、北京、湖南、上海にアニメーション専門の衛星チャンネルを承認、2005年には「非国有資本の文化産業の参入に関する若干規定」を公布、動画・アニメ・インターネットゲームやテレビドラマの制作・発行など文化産業における非国有資本の参入を支持、また中央財政による専門基金を設立するなど矢継ぎ早に政策を打ち出した。