「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」記者発表会レポ 世界から珠玉の作品集まる | アニメ!アニメ!

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」記者発表会レポ 世界から珠玉の作品集まる

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2004年に埼玉県川口市で誕生し、今年で13回目の開催を迎える「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の開催概要を伝える記者発表会が、6月2日に行われた。
同映画祭は、デジタルで撮影・制作された作品にフォーカスを当てた、国際コンペティション映画祭。次代を担うクリエイターを生み出すべく、日本はもちろん、世界各国から作品を公募。現在では若手映像クリエイターの登竜門としても知名度を上げている。

記者発表会には、実行委員会会長を務める埼玉県知事の上田清司が登壇すると、挨拶を行うとともに上映作品の内容を公開。
今年は長編部門、短編部門、アニメーション部門の合計で、実に919作品の応募があったという。そして、各部門で12作品ずつがノミネートを果たした。
さらに長編アニメーション上映には、細田守監督作品の『バケモノの子』や、イベントの会場である埼玉県が舞台の『心が叫びたがってるんだ。』が選出。日本語字幕、音声ガイド付きのバルアフリー上映には、『海街Diary』が予定されている。

続いて開催都市を代表して、奥ノ木信夫川口市長が登壇。同氏は今回の映画祭で、熊谷まどか監督の長編映画『話す犬を、放す』がオープニング上映されることを明らかにする。
熊谷監督は2013年に、同映画祭の短編部門でノミネートを果たした実績を持つ。約3年を経て、長編映画監督という形で凱旋する格好だ。
その後は映画祭総合プロデューサーの八木信忠、各部門の審査委員長を担当する岡田裕、桝井省志、氷川竜介が立て続けにマイクを握ると、日本で映画祭を行う意義、さらには将来の日本映画発展へ向けた意気込みが語られた。

記者発表会の後半では、映画祭ディレクターの土川勉が登壇すると、「若手を輩出し、商業映画を盛り上げてもらうことが私の目的」と話す。そのうえで、オープニング上映作品『話す犬を、放す』の紹介をはじめた。
本作は、売れない女優のレイコと、レビー小体型認知症を患った母・ユキエを中心とした長編作品。認知症という重いテーマを持ちながら、クスッと笑える場面も交えた、コメディに仕上がっているという。
壇上には、監督を務めた熊谷をはじめ、出演者のつみきみほ、田島令も登場。楽しい作品にしたいという思いは、熊谷の中にも当初からあったという。そんな思いを出演者と共有できたから、完成した作品だと胸を張っていた。

最後に土川から、各部門にノミネートされた作品がまとめて紹介された。長編部門にはベルギーのオリヴィエ・ランジェ監督による『アヒルからの贈り物』など、海外9、国内3作品がノミネート。
短編部門にはコメディや青春ドラマ、サスペンスなど幅広いジャンルの作品が名を連ねる。そしてアニメーション部門には、実験色の強いアートアニメーションから、学生の制作したCG作などが揃っている。
これらの作品群を振り返った土川は、「ハードボイルドな作品もある中で、家族で楽しめる作品も揃っています」とアピール。また、バルバドスやバヌアツなど、日本とは馴染みの薄い国からの応募作品にも注目してほしいと話した。

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、7月16日から24日まで、埼玉県川口市のSKIPシティにて開催。彩の国さいたま芸術劇場と、こうのすシネマでのサテライト上映も決定している。
《ユマ》
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