「これぞ芦田豊雄だ!」 遊びも仕事も大切にしていた TAAF アニメ功労部門授賞記念トーク | アニメ!アニメ!

「これぞ芦田豊雄だ!」 遊びも仕事も大切にしていた TAAF アニメ功労部門授賞記念トーク

イベント・レポート

 
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3月21日の東京アニメアワードフェスティバル2016では、アニメ功労部門授賞記念として「これぞ芦田豊雄だ!」スペシャルトークショーが開催された。
芦田豊雄は1944年生まれ東京都出身。1976年にスタジオ・ライブを設立し、アニメーター、キャラクターデザイナー、演出家、プロデューサー、監督など多岐にわたり活躍した。代表作に『魔神英雄伝ワタル』『魔動王グランゾート』『空想科学世界ガリバーボーイ』『銀河漂流バイファム』『超力ロボ ガラット』などがある。

この日登壇したのは芦田と仕事で関わりのあったわたなべひろし、松下浩美、神志那弘志、渡辺敦子、の4人と、モデレーターを務める小黒祐一郎。故人である芦田との思い出や仕事の姿勢などを語った。

トークは『魔神英雄伝ワタル』でワタルを演じた田中真弓によるビデオメッセージでスタート。芦田との思い出を「ワタルの収録後はよく一緒に飲みました。トイレに行くと『歓迎 田中真弓』なんて書いてあったりして。色々な思い出が今でも蘇ります」。
キャラクターデザイナーとしての芦田について「メインキャラクターは芦田さんでしたが、ほかは若手に任せてくれることも多かったので当時の自分は嬉しかったです。ファッションやトレンドの勉強のため『流行通信』を読むよう言われました」と現スタジオ・ライブの代表取締役である神志那。 東映アニメーション研究所で芦田の教え子であり、卒業後スタジオ・ライブに入った渡辺は、常に人を楽しませることを考えている人だったと人物像を振り返った。

また、わたなべは自身が編集したガリバーボーイ、ミンキーモモ、ガラット、ダイアポロンなどのシーンを集めた「芦田豊雄名場面集」の上映後、「僕の人生は芦田さんの作ったアニメに強く影響を受けています。この動画を編集している時、涙が止まらなくなってしまいました」と語った。
興味深かったのは「遊んでばかりで仕事をしている姿はあまり見なかった」という言葉だ。「夕方に出社し夜には一緒に飲んでその後カラオケ。きっとあの後、戻って仕事をしていたんだと思う。スピードもすごくて、上がりもキッチリ。作監修正も的確なものばかり」と、肩の力を抜いて“遊び”を大切にすると同時に仕事に真面目な姿が浮かびあがった。

芦田以外のアニメ功労部門顕彰者は、太田淑子(声優)、島村達雄(プロデューサー)、ひこねのりお(キャラクターデザイナー・アニメーター)など10名。会場では経歴や思い出などのパネル展示なども行われた。
《川俣綾加》
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