フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭は、2016年のコンペティション部門の最初の審査員を3月14日に発表した。世界で最も知られるアニメーション映画祭だけに、その顔ぶれが気になるところだが、最初の審査員は日本からとなった。ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役の塩田周三氏である。塩田氏は日本を代表するCGアニメーションのスタジオのトップとして知られるが、グローバルでのアニメーション、CGの文化振興にも熱心に活動している。これまでにも、アルスエレクトロニカ、SIGGRAPH、Digicon6などの審査員を務めている。一方で、塩田氏がトップを務めるポリゴン・ピクチュアズは、国内外に向けてのCGアニメーション制作のほか、『シドニアの騎士』『亜人』など日本独特のデジタルアニメーションにも挑戦している。多様な作品を見てきた塩田氏ならではの視点が期待される。アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年代にスタートした世界で最も長い歴史を誇るアニメーション映画祭だ。同時に世界最大のアニメーション映画祭でもある。しかし、アヌシーを他の多くの映画祭から際立たせるのは、その多様性であろう。開催期間中は、短編作品だけでなく、長編映画やテレビシリーズなど多彩作品が上映される。また併催される国際見本市のMIFAや企画マーケット、コンファレンス、ワークショップ、リクルート支援など、アニメーションのあらゆる側面を反映している。それでも映画祭で最も注目を浴びるのは、世界各国からエントリーし、その中から選ばれるコンペティションである。アヌシーには長編部門、短編部門、学生部門、テレビ部門ほか複数の部門に合計18の賞が設けられている。コンペティション部門に選出されるだけでも注目されるアヌシーだが、その中からどんな作品が選ばれるのか?6月13日から18日まで開催される2016年も大きな関心が集まるに違いない。
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