国内外のアニメーションを集めて上映する「東京アニメアワードフェスティバル 2016」が3月18日から21日にかけて都内TOHOシネマズ日本橋で開催される。アニメーション文化の振興を目的に今年で3回目を迎える国際アニメーション映画祭である。すでに長編・短編のコンペティション作品や業界の功労者を顕彰するアニメ功労部門受賞者が発表されているが、新たに招待作品や上映プログラムが決定した。招待作品やコンペティション作品の上映には、挨拶やトーク、ワークショップがつくものも多く、映画祭ならでは企画が満載だ。■ フランス、デンマーク、イスラエル、フィンランドからは特集企画映画祭の目玉となるのが、3月18日の16時40分からのアレ・アブレウ監督の『父を捜して』のジャパンプレミア。3月 19 日よりシアター・イメジフォラムほか全国順次公開を予定するがここでいち早く観れる。今年の米国アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート、またアヌシー国際アニメーション映画祭ではグランプリと観客賞を受賞した話題作だ。海外アニメーションに興味がある人は、WAT 2016 + MotionGallery @ TAAF2016もお薦めだ。WAT 2016セレクションとして、海外から珠玉のアニメーション4本を先行上映する。オフィスHの伊藤裕美とMotionGalleryの大高健志が「クラウドファンドを利用する映画配給上映」をテーマにコラボ トークをする。このほかデンマークから「TAW(The Animation Workshop)―ものを作る考え方―」、フランスからはパリの名門アニメーション学校の「Best of GOBELINS―輝く動き―」、イスラエルからは「Best of Bezalel animations 2014」、さらに「Finnish short animation」と国際映画祭らしいラインナップになっている。開催初日には海外のアニメーション関係者が集まる「国際交流フォーラム~ 海外から見た日本のアニメ」が行われる。■ 「これぞ芦田豊雄だ!」や新海誠監督特集、スタジオコロリド特集も海外だけでなく、日本の作品も充実している。アニメ功労部門授賞記念として、故人として受賞者したアニメーター・監督の芦田豊雄の関係者が集まる「これぞ芦田豊雄だ!」スペシャルトークショー、功労部門受賞の島村達雄(プロデューサー)、鈴木伸一(アニメーター)、ひこねのりお(キャラクターデザイナー・アニメーター)の3人が集まりトークセッションを繰り広げる。特集上映では国内外で広く知られる新海誠監督、短編・中編で傑作を次々に送り出す新鋭のスタジオコロリドの作品特集も用意する。いずれも人気が高いだけにチケット情報には注意したい。ワークショップには3DCGの『GAMBA ガンバと仲間たち』、メイキングには話題の短編『東京コスモス』が登場。「山村浩二セレクション」、『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』、「「シンドバッド」 1部、2部上映+世界名作劇場OP集+トークショー」など大人も子ども楽しめる。チケット情報は東京アニメアワードフェスティバル2016の公式サイトで確認出来る。ゲスト情報など未発表なものも多いので、今後の告知にも注意したい。東京アニメワードフェスティバル2016http://animefestival.jp/ja/2016年3月18日(金)~21日(月・祝)会場: TOHOシネマズ 日本橋入場料: プログラムごとに設定
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