トキワ荘プロジェクトが新たな展開 テーマを深める連続カンファレンスを10月より開始 | アニメ!アニメ!

トキワ荘プロジェクトが新たな展開 テーマを深める連続カンファレンスを10月より開始

マンガ志望者に向けた様々な支援を行ってきたトキワ荘プロジェクトが、2015年8月に満9周年を迎えた。10年の節目に向かって走り出している。

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マンガ志望者に向けた様々な支援を行ってきたトキワ荘プロジェクトが、2015年8月に満9周年を迎えた。10年の節目に向かって走り出している。
過去9年間はメディアなどでも取り上げられた、マンガ家志望者のための住居提供やマンガ制作講座MANZEMIなどの実施がある。住居提供を受けた中からは50人を超えるプロデビューを実現するなど大きな成果を残している。

こうした成果を踏まえて、トキワ荘プロジェクトは新たな試みをこの10月にスタートした。「マンガディベロッパーズカンファレンス(MDC」構想だ。
MDCは、マンガのデジタル化やビジネスの変化のなかで必要とされる知識や技術の共有を目指すものだ。トキワ荘プロジェクトの菊池健氏が米国のGDCを視察した際に、構想を思いついた。GDCはゲーム開発技術やそれを取り巻くビジネスなどの情報を様々な方法で共有する。MDCは、そのマンガ業界版を目指す。

プロジェクトを実現させる第1弾として、トキワ荘プロジェクトは毎週ペースでのセミナーを開催する。マンガ分野で最先端の動きをしているゲストを招き、知識、情報の交換を行う。
ミニMDCセミナーと名付けて、10月末から2016年3月まで開催する予定だ。会場は、東京・五反田のトキワ荘PJ(NPO法人NEWVERY)五反田オフィスとなる。イベントの実績を少しずつ積みかさねることで、より大きなMDCにつなげる。
「カンファレンス」と名付けたのは、ただのセミナーではなく、全ての参加者が発言し、理解を深めていくことを目的にするためだ。参加料は交流会費も含め8,000円。毎週土曜日の13時半から17時を予定している。
講師はマンガのデジタル化の中で、独自の動きをし、挑戦している事業者や担当者、作家を予定する。マンガ分野での新しい波を起こしそうだ。

セミナーの第1回は10月31日、「プラットフォームからのマンガビジネス展開 実務から見えたこと」と題して、元エブリスタ代表取締役で現サクラスCEOの池上真之氏が登壇する。11月7日には「手放すことで多くを得た。「東北ずん子」キャラクター版権展開の新しい形」(SSS代表取締役・/クラウドファンディングコンサルタント)の小田恭央氏、11月14日には「聖地巡礼はブームを通り越して定着化へ。アニ玉最新レポートから見えてくる地域とコンテンツ。」(聖地巡礼プロデューサー/アニ玉祭総合プロデューサ)の柿崎俊道氏登壇予定だ。
さらにマンガ家が登壇するセミナーもある。11月21日「デジタルコミック時代のマンガ生存戦略2策略家鈴木みその次の一手。」(鈴木みそ氏)、11月28日には「元漫画家のIT起業家は、今の漫画業界をいかに捉え、何を夢見るのか?」(芝辻幹也氏)が登壇する。

[ミニMDCセミナー]
時間: 毎週土曜日13:30~17:00(予定)
会場: トキワ荘PJ(NPO法人NEWVERY)五反田オフィス
価格帯: 8,000円(交流会、茶菓こみ)

■ 「プラットフォームからのマンガビジネス展開 実務から見えたこと」
10月31日(土): 池上真之(元エブリスタ代表取締役・/現サクラスCEO)
■ 「手放すことで多くを得た。「東北ずん子」キャラクター版権展開の新しい形。」
11月7日(土): 小田恭央(SSS代表取締役・/クラウドファンディングコンサルタント)
■ 「聖地巡礼はブームを通り越して定着化へ。アニ玉祭最新レポートから見えてくる地域とコンテンツ。」
11月14日(土): 柿崎俊道(聖地巡礼プロデューサー/アニ玉祭総合プロデューサー)
■ 「デジタルコミック時代の漫画家生存戦略2 策略家鈴木みその次の一手。」
11月21日(土): 鈴木みそ(マンガ家)
■ 「元漫画家のIT起業家は、今の漫画業界をいかに捉え、何を夢見るのか?」
11月28日(土): 芝辻幹也(マンガ家/フーモア代表取締役社長)

[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載]
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