2003年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始、その後、アニメ化、実写映画化などを通じて世界的な人気を博したマンガ『DEATH NOTE』が新たな局面を迎えているようだ。かねてより米国で企画が進められてきたハリウッド版『デスノート』が大きく動きだしている。米国のエンタテイメント業界情報誌のVarietyは、9月30日に本作の主人公としてナット・ウルフと出演を交渉中であると伝えている。報道によれば、製作側とウルフの交渉は最終局面にあるという。ナット・ウルフは『パロアルト・ストーリー』『きっと、星のせいじゃない。』などで知られる若手俳優だ。マンガ原作の夜神月にあたるキャラクターを演じるとみられている。『DEATH NOTE』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による人気マンガ。名前を書くとその人を死に至らしめるノートを巡る頭脳戦を描く。2006年にはテレビアニメ化、また2部作で劇場映画も製作され大ヒットになった。2015年には新たに実写ドラマ化、さらに2016年に新たな実写化映画公開が発表されるなど、連載は終了しているものの再び大きな注目を浴びている。『DEATH NOTE』のハリウッド実写化は、ワーナー・ブラザーズ製作として企画が進められてることはすでに報道されている。最新の情報では、ロイ・リー、ダン・リン、ジョンソン・ホフ、日本人俳優としても知られるマシ・オカがプロデュースする。また監督には『サプライズ』『ザ・ゲスト』などのアダム・ウィンガードが伝えられている。日本コンテンツのハリウッド実写化企画が数多いが、実際に映画になるものは必ずしも多くない。しかしプロデュース、監督に続き、出演者への交渉段階となれば、その実現の可能性はぐっと高まりそうだ。画像:ナット・ウルフ Photo by Jason Merritt/Getty Images
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