竹内
英語が喋れないので通訳を介してお話したり、日本語が話せる方と接する機会はありましたね。作品を見て、キャラクターの成長を海外の方も見てくださって、それに対する熱い想いを強く感じることはあります。
杉山
すごく熱いですよね。『NARUTO』は海外の方から見た時に、西洋にはないオリエンタルだとかエキゾチックな雰囲気をもった作品だと思うんですよね。それもあって海外人気が高い。実際に海外のファンと接してみて、『NARUTO』の世界が実際に日本のどこかに存在するのではと思われている、そう感じることがあって。
竹内
わかる!
杉山
少し前だと日本といえば「ゲイシャ、スシ、フジヤマ」というイメージがあったけれど、その延長に『NARUTO』もある。物語はそれで一つの世界だけれど、海外の方から見た時にいち作品ではなく日本の文化の一片だと捉えられている。そんな印象を受けることがありますね。
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ー今回の映画の中で、テクノロジーが発達した描写がありますが、よりそれが強くなりそうですね。
杉山
近くなった感じはしますね
ー作品の中で「ここは見逃せない」というポイントを教えてください。
竹内
螺旋丸を代々習得していく流れが途切れず、かつそれを導くのがサスケであること。サスケは本当にいい大人に成長して、キャラクター的な性質としては杉山君に近くなったよね。これまでには杉山君にない性質を出しながら演じていたので。
杉山
これまで演じたキャラクターの中で僕と一番ギャップがあると言われてましたね。僕が好きなのは、疲れはてたナルトとシカマルのやり取り。子どもの頃からの関係性が大人になっても残っているんだと感じられて好きです。もう一つは、ボルトにサスケが昔のナルトのことを教えるくだりも、ナルト本人には言わないけれどナルトを認めているのだとわかるシーンで、とても心に残っています。
ー最後に、読者にメッセージをお願いします。
杉山
今回はタイトルにあるように、ボルトたち木ノ葉の新世代のお話になっていますが、今までのメンバーも大人になって一緒に物語を紡いでいるので、これまでナルトを応援してくださった方はもちろん、TVシリーズ全ては見てないけれどこれから見てみたいという若い方にも楽しんで欲しいです。これからの方はぜひBlu-rayなどで昔のナルトたちの活躍も見てもらえると嬉しいです!
竹内
ボルトたちのお話ではありますが、その前の世代のキャラクターもすごく活躍しています。私たちはつながっているのだと強く感じられる作品。ぜひこの一発目の『BORUTO』を楽しんでください!
ーありがとうございました!
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