黄金聖闘士12人がアスガルドに蘇る 『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』 山崎たくみ、三ツ矢雄二、堀内賢雄インタビュー 前編 2ページ目 | アニメ!アニメ!

黄金聖闘士12人がアスガルドに蘇る 『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』 山崎たくみ、三ツ矢雄二、堀内賢雄インタビュー 前編

『聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-』は日本のみならず海外でも配信し、世界中のファンが注目している作品である。生誕30周年を記念した本作について、声優の山崎たくみさん、三ツ矢雄二さん、堀内賢雄さんに話をうかがった。

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――改めてとなりますが、シリーズの中で『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』という作品はどんな位置づけになるのでしょうか。

山崎
OVA『冥王 ハーデス冥界編』後の時間軸なので、できればそちらから楽しんでいただけるとベストかもしれません。「冥王 ハーデス編」では、星矢たち青銅聖闘士と冥王ハーデスとの戦いを描いています。12人の黄金聖闘士は星矢たち青銅聖闘士をハーデスの待つエリシオンへと進ませるために「嘆きの壁」を破壊、そこで全員消滅したと思っていたのに……。

三ツ矢
思っていたのに、気がついたら地上に蘇っていて一体どうなっているんだ!? というところからスタートするんですよね。

山崎
本当の敵は誰なのか、黄金聖闘士たちはなぜ蘇ったのか、その部分もまだまだ謎で、僕らも全然わかりません(笑)。次に配信される8話でもまだまだ謎だらけです。

三ツ矢
残りの5話、もしかしたら怒濤の展開になるかも?!

堀内
それは本編を見守っていただくしかないです(笑)

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――山崎さん、三ツ矢さん、堀内さんから見て、それぞれが演じるキャラクターはどんな人物でしょうか。

山崎
僕の演じるムウは、シャカと立ち位置が似ていると自覚しています。シャカは黄金聖闘士の中で一番物事を俯瞰的に見ている人物なのですが、目を閉じたまま動くことは無いんです。ムウは俯瞰的に物事をとらえていたり、すごく動き回っていたり。動くといっても猪突猛進ではないですしね。どちらかというと冷静に見ている事が多いので、視聴者の皆さんの目線に一番近いんじゃないかなと思います。全体を常に見ながら、他のキャラクターとも絡んでいくというスタンスを僕自身も取り続けていて。それが十二宮の最初の星座である牡牛座の使命で、ムウも僕もそういうキャラクターでいられたらいいなと思います。

堀内
童虎は見た目こそ若者ですが、元はといえば老師なので色々と達観していて、動じない。クールで真っ直ぐなところが好きですね。山が動かないみたいなどっしり感があって。

三ツ矢
シャカは神に一番近い男と言われているので、冷静さを持ちつつちょっと上から目線でものを言うところがありますね。基本的には男らしいけれど中性的で、女性のフェミニンさを出しつつ演じています、乙女座だけに(笑)。きっとそうかなと自分で想像しながら。あまり雄々しさを出さないよう、お釈迦さまのイメージで演じています。

――8話では三ツ矢さん演じるシャカが活躍するとか。

三ツ矢
そうですね、今回のシリーズではがっつり喋るのは8話が初めてです。「六道輪廻(りくどうりんね)」という技を説明する長いセリフがあるのですが、昔のTVシリーズの時は何度も失敗して、6テイクまでいっちゃったんです。でも今回は2テイクで済みました(笑)。ちょっとは進歩したかな。

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――アニメの中での決め台詞を久しぶりにやってみていかがでしたか?

三ツ矢
シャカはあまりわっと技を叫ぶのではなく、抑えたトーンで力強く言わないといけないので、そこが他のキャラクターとは違ったところですね。ロートーンで叫ぶのは難しいといえば難しいです。ハイトーンはいくらでも大丈夫なんですけど(笑)

――今回の「聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-」で苦労したことは?

三ツ矢
六道輪廻のセリフです!(笑)

山崎
色々と難しいセリフがあるので、全員何かしら噛んでしまうセリフは絶対にあります。神闘士の自己紹介で見栄を切るときも必ず噛んでいましたから(笑)。普段使わない仏教用語も多いので、難しいですよね。

後篇に続く (7月24日更新予定)

『聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-』
http://saintseiya-gold.com/

《川俣綾加》
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