『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の全国公開日である7月10日に、7分間に及ぶメイキング映像が配信された。アーノルド・シュワルツェネッガーのアクションをはじめ、撮影舞台裏に迫るファン必見の映像となっている。メイキング映像では、大量の火薬による爆発の中、命懸けで駆け抜けるキャストの姿が収められた。撮影では真剣な表情を崩さない面々だが、休憩時には笑みを浮かべて談笑する様子も印象的だ。シュワルツェネッガーは葉巻をくわえておどけて見せたりと、映画からは想像できない意外なオフショットも披露。そして感無量のクランクアップまで収録されている。本作の撮影開始に先立ち、キャストは数週間に渡ってトレーニングを敢行。2014年4月から8月中旬まで及んだ撮影では、スタント、格闘、激しいワイヤーワーク、武器の扱いなど様々なアクションを要求される過酷な現場となった。エミリア・クラークは「とにかく超大作! スクリーンの上では3分間しかない場面の撮影に2週間もかけるほど。たった1分のディテールさえ徹底的に考え抜かれているし、見事に映像化されているわ。何もかも凄い!」とコメント。プロデューサーのデヴィッド・エリソンも「『ターミネーター』シリーズの中で、最もスケールの大きいものだ。これまでのどの作品よりも大規模なアクションシーンがいくつもある。皆さんは、これまでに誰も成し遂げたことのない、完璧に描き込まれた未来戦争の全貌を初めて目撃するだろう」と自信たっぷりに語っている。『ターミネーター』の12年ぶりの撮影に臨んだシュワルツェネッガーは「素晴らしかった。皆が撮影に集中していたからね。とても優秀なスタントチームが、ファイトシーンを綿密に計画してくれたんだ」とスタッフを称えた。「でもやはり重要なのは役に入り込むこと、アクションに没入することだ」と語り、「自転車に乗るのと同じで、すぐに勘が戻るもの。いとも簡単に役に入り込めた」と貫禄のコメント。「私に長々と説明する必要はない。今回の私にはそんなものは無用だった。何を目指して撮影しているのか、最終的にどんな作品になるか、きっちり分かっていたからね」とアクション俳優として第一線を走り続けるシュワルツェネッガーらしい余裕を見せた。[高橋克則]『ターミネーター:新起動/ジェニシス』7月10日(金)全国ロードショーhttp://www.terminator-movie.jp/
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