7月7日の七夕、「『銀河鉄道999』現実化プロジェクト」が始動した。クラウドファンディングを使い、『銀河鉄道999』を」モチーフにした鉄道車両の実現を目指すという企画である。都内ではプロジェクトスタートに向けた記者会見が開催された。会見では『銀河鉄道999』の作者の松本零士、劇場アニメの主題歌を歌ったタケカワユキヒデさん、アニメ監督の岡尾貴洋らが登壇し、プロジェクトの抱負や内容を紹介した。まず今回のプロジェクトについての説明が行われた。スタートは7月7日から9月29日までの期間にクラウドファンディングMakuakeで車両実現の目標金額2999万円を募ることが明かされた。さらにプロジェクトの一環として、異分野との連携をとるため「空想学会」と「空想商品開発研究所」を発足する。「空想学会」では作品に登場する食品や製品、事象を実現することを模索し、「空想商品開発研究所」ではその技術やアイデアを活用し、ビジネスマッチングを行う。会見では松本さんが描いた2枚の色紙も公開、「絵を描くのは仕事ですから」と言うと「色を塗りたかった」と続けた。岡尾さんからはプロジェクトのきっかけが語られた。以前にあった『銀河鉄道999』の車両がなくなった後に、失ってその重要さに気付いたそうだ。「いつ復活するんだ」という問い合わせが多くあり、今回のプロジェクトへと繋がった。新しい車両のデザインは松本零士さんが現在考えているとのことだ。どこを走っても違和感がないもの、角度を考えながら立体的にデザインするという。ただ、完成した車両はイベントだけでなく西武線を走り、一般の人も乗るので、内装はハデすぎないものにするとのことだった。最後に今回のプロジェクトについて、松本零士さんは乗った人達が生涯忘れないような「夢の電車」を作りたいと話した。行きの切符しか買わず画材を持って上京した自分の思い出が『銀河鉄道999』へ繋がったという。「そんな良い思い出になるような電車になればと思う」と語った。ファンの力で新銀河鉄道999電車を走らせよう ~「銀河鉄道999」現実化プロジェクト~https://www.makuake.com/project/999/
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