東京ビッグサイトで7月1日(水)から7月4日(土)までの4日間、「第22回東京国際ブックフェア(TIBF2015)」が開催されている。出展数は世界20カ国470社、日本最大の本の祭典だ。前半2日間は書店や海外出版社との取引の場としても活用されるが、一般公開日となる7月3日、4日はほとんどのブースで販売されている本が特別価格で手に入るため本好きが押し寄せる。多くのブースで20%オフでの販売を行っており、在庫僅少本などもあり、掘り出し物に出会えるチャンスでもある。取材に訪れたのは7月1日。KADOKAWAブースでは7月11日より公開となる細田守監督作品『バケモノの子』関連書籍を集めた平台が目を惹く。コンパクトながらもライトノベルのコーナーや『ニンジャスレイヤー』などのアニメ化タイトルの原作書籍のほか、コミックスや文庫など幅広いジャンルが用意されていた。また講談社ブースでは「なかよし60周年」展示を開催しており、凝縮された世界を堪能できる。巨大な『美少女戦士セーラームーン』『カードキャプターさくら』のパネルなどもあるので見逃さずにチェックしたい。その正面にあるブースは手塚プロダクションによる「手塚治虫書店」だ。和風で手塚ワールド全開のブース内は手塚治虫関連書籍がズラリと取りそろえられており、限定商品やグッズも豊富に陳列されていた。「手塚治虫書店」からほど近くにあるブースには「第49回造本装幀コンクール」の展示コーナーが設置されている。ここは広義の「美しい本」を展示するコーナーで、ひと味もふた味もちがった本の楽しみ方を体験できる場所となっている。実際、多くの来場者が展示された本を手に取り、印刷や製本・加工技術の美しさに触れていた。岩波書店やみすず書房、白水社などが並ぶブースでは、青土社の『ユリイカ』シリーズを見ておきたい。最新号からバックナンバーまで、なかなか手に入りづらい特集号なども並んでいる。買い逃した号がここにあるかもしれない。出展ブースで特に目を惹くのは河出書房新社だろう。ビートニクの聖地、サンフランシスコのシティ・ライツ・ブックストアをイメージした構えとなっており雰囲気は抜群だ。品揃えも背の高い本棚の上から下までみっしり。少し値の張る書籍も特別価格となるとつい手が伸びてしまいそうだ。ここには『文藝別冊』シリーズも数多くあり、先日発売された『ゆうきまさみ』特集号も並んでいた。そのほかにもセミナーやトークイベントなども会期中は続く。昨年『ハケンアニメ!』を上梓した作家の辻村深月さんや、『春の庭』で芥川賞を受賞した柴崎友香さんと『サラバ!』で直木賞を受賞した西加奈子さんのセミナーが7月4日に開催(事前申込制)。新編集で話題となっている『池澤夏樹個人編集 日本文学全集』の楽しみ方、というトークショーも4日に開催予定だ。日本最大のお祭りだ。普段出会わないような本に出会うチャンスでもあり、気になっていた本を手に入れやすい機会でもある。一般公開日の3日、4日は混雑が予想されるが、年に一度のお祭りでもあるので、参加していろいろな発見を楽しんではいかがだろうか。
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