基調講演は「アニメーションの未来:FUTURE OF ANIMATION」とタイトルされたが、まず語られたのは自身の経験である。子供の頃からディズニーやスタジオジブリの作品を繰り返し観てきたこと、ロサンゼルスに移り20世紀フォックスに入社、そしてそこでいくつものヒットを得る。 典型的なサクセスストーリーだが、必ずしも順風満帆だったわけでない。時には大赤字をだし誰からも相手にされなくなったこともあるという。 なかでも印象的なのは、常にチャレンジのスピリットを持っていることだ。ブルー・スカイ・スタジオの成功の絶頂期に突然会社を辞め、イルミネーションを設立したのが最たるものであろう。