AnimeJapanの大きな特徴のひとつが、ビジネスイベントとして位置づけだ。ファンを盛り上げると同時に、ビジネスを盛り上げる。そして2015年は、このビジネス面で大きな変更がある。これまで2日間であったイベント会期を3日間に延長し、金曜日をビジネスデーとして加え、ビジネスだけのエリアを会議場棟に設ける。
AnimeJapanにとってビジネス機能と何なのだろか?外から見えにくいビジネス施策についても伺った。
―2015年の参加企業のイメージはどういったものですか?
池内
前回出展された企業で今年も参加して頂くところは沢山ありますし、今回新しくエントリーして頂いている企業もあります。
廣岡
基本は、メーカー、プロダクション、ライセンサー、ライセンシー、あとテレビ局、代理店もあります。
池内
企業ではなくて、作品として出展するブースもあります。
―ビジネスエリアが離れて、ビジネスデーも出来ました。そうすると、集客目標も上げたりはしますか?
廣岡
今回の目標は12万人です。12万人来ていただけるようにしっかり頑張ります。
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AnimeJapan 2015の会場マップ
―ビジネス施策は実際にはどういった事を実施するのでしょうか?
廣岡
今回ビジネスエリアでやることは、基本的なことは前回もやっていました。ただいろんなことをひとつの場所に集約しようと考えて同じエリアで全てを行いました。海外から来た方が、お客さんの盛り上がってる様子を見れるなど良いところはあったと思います。
一方で、やはり商談なので雑多過ぎると話しづらいという意見もあり、今回は平日の金曜をビジネスデーに設定しました。ビジネスの話は生々しいですから(笑)。静かな環境でしっかりビジネスの話をしたいという目的の方は金曜日、「一般のファンの顔も見たい」という方は土曜日に、展示やステージも実施しているメインエリアにも行くことができます。
―ビジネスでいうと国際見本市という印象が強くなりますが、日本の一般企業の参加も大丈夫なのですか。例えばアニメと何か取り組みたいけれど、どう話をしてわからないというかたなどですが。
廣岡
事前に登録は必要ですが大丈夫です。むしろそういうきっかけの場になってほしいです。そういった「新しいビジネス」を意識した伝統工芸品とのコラボなどを企画しています。
―先ほど話にあった就職の部分、一般の方の参加も多かったビジネスセミナーが、金曜日に移るとそれが見られないと思う人もいるかもしれません。そのあたりの切り分けはどうなりますか?
廣岡
いえ、一般のお客様にも聞いて頂けるよう、メインエリアのみで実施します。ビジネスに関しては、メインはあくまでも商談でビジネスのきっかけづくりの場です。
池内
去年のビジネス部分が面白かったな、と思って来てもらう人にはまったく変わらないはずです。
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AnimeJapan 2014の会場の様子