吉祥寺アニメーション映画祭の受賞者決定、インディペンデントを支えて10年目 | アニメ!アニメ!

吉祥寺アニメーション映画祭の受賞者決定、インディペンデントを支えて10年目

10月4日、吉祥寺ゼロワンホールにて、第10回吉祥寺アニメーション映画祭が開催された。会場ではノミネート作品が上映され、各賞が発表された。

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10月4日、吉祥寺ゼロワンホールにて、第10回吉祥寺アニメーション映画祭が開催された。会場ではノミネート作品が上映されたうえで、審査委員による審査が行われ、各賞を発表した。
一般部門グランプリに輝いたのは、斎藤俊介さんの短編『小さな庭園』だった。斎藤俊介さんは多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒、『小さな庭園』では2Dの柔らかいタッチで庭園や空に浮かぶ鳥を描いた。第36回ぴあフィルムフェスティバルでの入選作でもあり、その実力が高く評価された。

一方、本映画祭の特徴となっているもうひとつのグランプリであるギャグアニメ部門は残念ながら受賞者はなかった。優秀賞は『DE RIRIA SUBASU TAIMU』(ひだかしんさく)、審査員特別賞は『戯言スピーカー』(牧野惇)と『ThroughTheWindows』(佐藤美代)の2作品となっている。
また、地元に縁のアニメスタジオなどが選ぶ特別賞も、興味深いだろう。STUDIO 4°C賞は『DE RIRIA SUBASU TAIMU』が優秀賞とのダブル受賞、コアミックス賞は審査員特別賞とのダブル受賞『戯言スピーカー』である。
さらにスタジオディーン賞に『ハロウシンパシー』(デコボーカル)、ジブリ美術館賞が『ECIRAVA』(金子大祐)、PRODUCTION I.G賞が『GYRΦ』が(円香)だ。各賞の選定にはスタジオの個性も現れているのでないだろうか。

吉祥寺アニメーション映画祭は、2005年に編集家・竹熊健太郎さんの提唱でスタートした。いまでこそ短編アニメーションのコンテストは多いが、その先駆的な存在である。
特にネット発の作品に注目し、そのムーブメントに大きな役割を果たしている。ギャグアニメ部門は、映画祭の面白いものであれば積極的に評価をするという姿勢を反映したものだ。
しかし、ギャグアニメ部門の該当作品なしは、インターネットでの作品配信が一般化するなかで、ネット発作品らしさとは何かが希薄になっているためかもしれない。スタートから10年、吉祥寺アニメーション映画祭はそんな時代の変化も反映していそうだ。

第10回吉祥寺アニメーション映画祭
/http://kichifes.jp/

[受賞作品]
■一般部門グランプリ
  『小さな庭園』 斎藤俊介
■ギャグアニメ部門グランプリ
  該当無し
■優秀賞
  『DE RIRIA SUBASU TAIMU』 ひだかしんさく
■審査員特別賞
  『戯言スピーカー』 牧野惇
  『ThroughTheWindows』 佐藤美代
■STUDIO 4°C賞
  『DE RIRIA SUBASU TAIMU』 ひだかしんさく
■コアミックス賞
  『戯言スピーカー』 牧野惇
■スタジオディーン賞
  『ハロウシンパシー』 デコボーカル
■ジブリ美術館賞
  『ECIRAVA』 金子大祐
■PRODUCTION I.G賞:
  『GYRΦ』 円香
《animeanime》
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