■ 女性が“ヒーロー”で男性、タキシード仮面は“ヒロイン”。愛している、愛されている、この構造が理想のヒーロー像色褪せることのないタイトル、『美少女戦士セーラームーン』ではあるが、この作品の魅力については、「女の子の理想像!女性が“ヒーロー”で男性、タキシード仮面は“ヒロイン”。男は美しくいてくれたらいいんです。愛している、愛されている、この構造が観客にとっての理想のヒーロー像で、そこに自分を投影する。これは全員のビジュアルが美少女で統一されていますよね。しかも名乗る時、すでに自分で“美少女戦士”って言っちゃっている(笑)しかもそこに誰もツッコミを入れる人もいない程、成立しちゃっている。演出としては古いものを焼き直ししている訳ではなくて、全然、新鮮で色褪せない(常に)新しい感覚です。奥が深いな~と感じます」時代に媚びる必要のない作品であり、普遍的。だから、いつの時代でも通用する。「今の時代だから、こうしよう、ああしようっていうのもないし。小道具に携帯電話が増えたぐらい(笑)。あとは何も変えていません。演出的には映像の技術が発達していますから。この力は大きいです」■ 昨年と比べると確実に少女漫画らしい物語です。とにかく、1回でも観に来て欲しい、王道ですから!今回の見どころについては「昨年と比べると確実に少女漫画らしい物語です。うさぎとちびうさぎの関わり合いなどのストーリー満載ですね。敵役とドンパチ戦うよりも女の子の愛とか嫉妬とか信じる心とか、そういったところを軸にして成長する話です。今、20年前にセーラームーンが大好きだった女の子がキャストでもあり、観客がそうなのが『美少女戦士セーラームーン』のミュージカルの特徴でもあります。(劇場は)観客の目が厳しいですね。上演中は不思議なエネルギーや緊張感がある。観客から共感が得られないとお叱りの意見も容赦なく出るほどです」キャストは昨年に引き続き4人は続投だが、マーキュリー役にはオーディションで小山百代が選ばれた。「ミュージカル『テニスの王子様』が俳優の登竜門であるように、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』も女優の登竜門になればいいと思っています。すでに色がついた有名人より“これから”の女の子たち、まっさらな方を選びたいです。有名人がやっちゃうとイメージがついてしまうし、キャラから逸脱していると許されませんし。昨年出演した松浦雅ちゃん(前回のセーラーマーキュリー役)みたいに卒業後も活躍出来る役者になって欲しいですね」そしてまだ観たことのない人には是非とも観て欲しいと語る。「とにかく、1回でも観に来て欲しい、王道ですから、とにかく足を運んで欲しい、その上でいろんな作品を観て下さい。僕は他の2.5次元作品頼まれても、これだけでいいやっていうのがあります、これを確立させたい!まずは、これ、観て!」