宮崎駿氏が米国のコミックの殿堂入り 日本から5人目、マンガ家活動を顕彰 | アニメ!アニメ!

宮崎駿氏が米国のコミックの殿堂入り 日本から5人目、マンガ家活動を顕彰

日本を代表するアニメ監督と知られる宮崎駿氏が米国でマンガ家としても評価され、コミックの殿堂入りすることになった。

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日本を代表するアニメ監督と知られる宮崎駿氏が米国でマンガ家としても評価され、コミックの殿堂(Will Eisner Comic Industry Awards:The Hall of Fame)入りすることになった。2014年7月25日、米国最大のポップカルチャーイベント コミコンインターナショナル(サンディエゴ・コミコン)の会場で開催されたウィル・アイズナー・コミックインダストリーアワード(アイズナー賞)の会場で発表された。
アイズナー賞は、米国のコミックス業界が優れた作品やアーティストを顕彰するため1988年より続いている。コミックの殿堂はその中で功労賞の役割を担っている。卓越した業績を残した作家を選出し、殿堂入りとして讃える。

アイズナー賞は米国の賞でもあり海外から受賞者は必ずしも多くないが、日本からはこれまで手塚治虫氏、小池一夫氏、小島剛夕氏、大友克洋氏が選ばれている。宮崎駿氏は、日本から5人目の殿堂入りとなる。
殿堂入りの選出は、現在は事前に審査委員会が選出した3人の受賞者と、十数人のノミネートの中から会員の投票で選ばれた4人の合計7人となる。宮崎駿氏は投票で選ばれた。他の受賞者には黒人コミック作家のパイオニアであるOrrin C. Evans氏やIrwin Hasen 氏、Sheldon Moldoff氏、Alan Moore氏、Dennis O’Neil氏、Bernie Wrightson氏が並ぶ。投票部門の14人のノミネーションには、日本の作家から高橋留美子さんの名前も挙がったが、殿堂入りは惜しくも逃した。

コミックの殿堂はコミック作家のための賞として知られるが、アイズナー賞では宮崎駿氏を映画監督と同様にマンガ家としても特筆した存在として紹介している。1969年に東京新聞に連載された『長靴をはいた猫』を処女作とし、さらに『シュナの旅』、『飛行艇時代』、『風立ちぬ』を作品として挙げる。さらに1981年から1994年にかけて連載された『風の谷のナウシカ』を代表作としている。

ウィル・アイズナー コミックの殿堂
(Will Eisner Comic Industry Awards:The Hall of Fame)
/http://www.comic-con.org/awards/hall-fame-awards
《animeanime》
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