宮崎駿、高橋留美子 米国コミックの殿堂入りの候補者に 7月に結果発表 | アニメ!アニメ!

宮崎駿、高橋留美子 米国コミックの殿堂入りの候補者に 7月に結果発表

米国のコミコン・インターナショナルは、2月12日に2014年のコミックの殿堂(The Will Eisner Award Hall of Fame)入りする3人のアーティストと、その候補となる14人を発表した。

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米国のコミコン・インターナショナル(Comic-Con International)は、2月12日に2014年のコミックの殿堂(The Will Eisner Award Hall of Fame)入りする3人のアーティストと、その候補となる14人を発表した。殿堂入りが決まったのは、今年95歳になる作家Irwin Hasenさん、ホークマンで知られるSheldon Moldoffさん、アフリカ系米国人コミックアーティストのパイオニアOrrin C. Evansの3人だ。こちらは審査委員により決定した。
14人の候補者は、今後、米国のコミック業界関係者、アーティストの投票により4人に絞り込まれ、殿堂入りが決まる。また、ノミネートの中には、日本のアニメ監督の宮崎駿さん、『犬夜叉』や『らんま1/2』、『うる星やつら』などの代表作がある高橋留美子さんらが挙がっている。

コミックの殿堂は、毎年、米国コミックス業界が開催するウィル・アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)のひとつとして設けられている。ウィル・アイズナー賞は、米国で最も重要なコミックスの賞とみられている。
コミックの殿堂は1987年に、ウィル・アイズナーの受賞からスタート。90年代後半以降拡大している。現在は、審査員の選出と投票による選出のふたつの方法で決定する。ノミネートからの選出の発表は、7月にサンディエゴで開催されるコミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)で他の賞と併せて発表される。

宮崎駿さんは、『千と千尋の神隠し』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』などで広く知られた存在だ。しかし、マンガでのキャリアは『風の谷ナウシカ』の英語翻訳出版と必ずしも多くなく、異例のノミネートといえそうだ。
一方、高橋留美子さんは、『うる星やつら』、『らんま1/2』、『犬夜叉』などで早くから米国で大きな人気を博した。米国における日本マンガの人気を開拓したひとりである。
これまでに日本から手塚治虫さん、小池一夫さん、小島剛夕さん、大友克洋さんの4人が選出されている。このうち手塚治虫さん、小池一夫さん、小島剛夕さんは審査員による投票によるもので、業界関係者の投票により選出されたのは2012年の大友克洋さんのみである。7月の発表が気になるところだ。

ウィル・アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)
/http://www.comic-con.org/awards/eisners-current-info
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