『寫眞館』は『AKIRA』の作画監督や『パルムの樹』、『ファンタスティックチルドレン』のなかむらたかしが監督、脚本、原画を手掛けている。また美術監督は木村真二、その他『スチームボーイ』のメインスタッフが参加している。 『陽なたのアオシグレ』は短編アニメーション『フミコの告白』がYouTubeで260万回以上再生された若手アニメーション作家の石田祐康。この『フミコの告白』は京都精華大学在学中に仲間5人で製作したそう。このクオリティの高さが話題を呼び、2010年のオタワ国際アニメーションフェスティバル特別賞やYouTube Video Awards Japan 2009 アニメ部門受賞等の賞を受け、その次に製作した『rain town』でも『フミコの告白』に続いて2年連続で文化庁メディア芸術祭で受賞、この作品が劇場公開デビュー作となる。今、最も注目すべき若手作家と言えよう。 また、ヒナタ役に今作で本格的な声優デビューの新人・伊波杏樹、シグレ役は『バクマン。』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで人気の早見沙織が参加、劇中歌はスピッツの『不思議』、万を持しての布陣である。