舞台「戦国BASARA3 宴弐」-凶王誕生×深淵の宴は豪華2本立て | アニメ!アニメ!

舞台「戦国BASARA3 宴弐」-凶王誕生×深淵の宴は豪華2本立て

連載・コラム 高浩美のアニメ×ステージ/ミュージカル談義

舞台「戦国BASARA3 宴弐」
-凶王誕生×深淵の宴は豪華2本立て
ゲーム新作発表もあり、
さらなる進化が期待される


高浩美の
アニメ×ステージ&ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]


■ 武将ブームを作り出した『戦国BASARA』

武将ブームを作り出したゲーム『戦国BASARA』。強烈なキャラクター、見た目の派手さ、そしてゲームに史実性を加味することで、多くのユーザーをゲット、ゲームからアニメ、実写テレビドラマ、小説、舞台等とメディアミックス。
その多彩さで一過性のブームに終わらず、様々なジャンルに影響を及ぼしている。歴史に興味を持ち、物語の舞台になった土地を巡る、つまり“聖地巡礼”の旅をするファンも多い。また、コスチュームも華やかでビジュアル的なデザイン、史実と違うが、歴史に興味を持ち、いろいろな戦国武将に思いを馳せること自体、意義のあること。
ゲームも舞台も末永く続いていくことによって継続性のあるブームになっていくことはひいては日本の文化、いわゆる“クールジャパン”が世界に広まるきっかけになるのではないだろうか。


■ 舞台初日に新作ゲームの記者発表会、
告知も“連動”『戦国BASARA』はさらなる進化が期待される。


舞台初日の前には通常“ゲネプロ”があるが、その前に新作ゲームの発表会が行われた。ファン待望の新作であるが、それを舞台初日に発表する、というスタンス自体、ゲームと舞台の密接な関係を具体的に示している。
今回の新作ゲームは『戦国BASARA4』(2013年1月23日発売予定)には様々なサプライズが施されている。まず、一部のルートに“アニメルート”と呼ばれるものがあり、アニメ版を手掛けたプロダクションI.G.の大久保徹がデザイン。さらにDLC特別衣装もあるというからファンにはたまらないネタであろう。
それだけではなく、マンガ化も予定されており、2013年の12月27日発売号の『電撃マオウ』(KADOKAWA)から連載が始まる。また2014年の1月4日発売号の『ジャンプSQ』(集英社)で読み切りマンガ(一話完結)が掲載される。

こういった発表を舞台の初日に行うことは単なる“メディアミックス”というカテゴリーで説明不足な気がする。『戦国BASARA』というコンテンツをありとあらゆる形でファンに楽しんでもらおうという意図がうかがえる。
ゲームから派生したものの、“単なる派生”を超えた『戦国BASARA』。さらなる進化が期待される、と同時に今後も新たなファン層を拡大するであろう。


■ 今回は2本立て、迫力と立体感と臨場感、良質のエンターテイメント作品

今回の舞台は初めての2本立て、伊達政宗役の滝川英治と真田幸村役の吉岡祐は初参加、となる。また、その他竹中半兵衛役の川隅美慎も初役となる。まずは賑やかな殺陣で始まるオープニング、もはや『戦国BASARA』名物、と言っても過言ではない。

一幕は人と人との繋がりや絆を表現。伊達政宗と片倉小十郎、主従の関係を超えた絆を感じさせる。また、因縁の繋がりは、ゲームとか舞台といった枠を超えて観客に訴えかける。駆け引き、思惑が入り乱れて物語は進行する。
そして二幕は豊臣秀吉と石田三成の主従関係が見せ所となる。愚直なまでに秀吉を主人とする光成は清々しくも見える。石田三成役の中村誠治郎は当たり役、殺陣もこなれており、安定した演技を見せる。
会見では「僕は家康に裏切られることになりますが、来場して下さるお客様は裏切らないように頑張りたいです」と抱負を語っていた。

一幕、二幕通じてゲームのスピリットを尊重しつつ、舞台版ならではの迫力と立体感と臨場感はゲームを超え、良質なエンターテイメントとしての地位を確立している。二幕では“ちょっとしたお楽しみな”シーンもあって大受け。メンバー全員、チームワークもよく、特に殺陣は息が合わないと出来ないが、見せ場は随所にあって飽きない。
新作ゲームはどんどん進化しているが、舞台版もさらなる飛躍が期待される、次回作も楽しみである。

『舞台「戦国BASARA3 宴弐」-凶王誕生×深淵の宴-』

東京公演
11月1日~11月10日
東京ドームシティホール
名古屋公演
中日劇場
11月15日~11月17日
大阪公演
メルパルク大阪
11月22日~11月24日
/http://www.basara-stage.com

『戦国BASARA』公式サイト
/http://www.capcom.co.jp/basara/
『戦国BASARA4』公式サイト
/http://www.capcom.co.jp/basara4/
《animeanime》
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