世界のエンタテインメントを牽引するウォルト・ディズニーが、日本最大のポップカルチャーのビッグイベントに姿を見せることが明らかになった。ウォルト・ディズニー・ジャパンは、12月29日から31日までの3日間、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット85に企業参加する。ウォルト・ディズニーにとっては、初のコミケ参戦となる。ディズニーがコミックマーケットで紹介するのは、2014年1月18日に全国公開される大作SF映画『エンダーのゲーム』である。SF小説の傑作、そして日本のアニメ、マンガ、SF、特撮にも多大な影響を与えてきたとされる本作を、日本のサブカルチャーの聖地であるコミケで、ファンに紹介するというものだ。現在、『エンダーのゲーム』は、作品と世界観をより知って貰いたいとエンダー再誕プロジェクトが進められている。このプロジェクトの発起人で、宣伝プロデューサーでもあるウォルト・ディズニーの百合草太郎氏は、今回のコミケへの参戦について次のように語る。「原作を読んだときに、設定や主人公の描き方が凄く身近で魅力的に感じました。日本(のアニメ)っぽいなぁと。『エンダーのゲーム』は日本のアニメと同じように“人”をしっかり描いた作品、[ハリウッド(実写)がやっと日本に追いついてきた]と。日本のマーケットではアニメやマンガなどがもはやサブカルチャーではなく、日本のカルチャーそのものでマイノリティではありません。彼らは自ら面白いものを探しに行くカルチャーのパイオニアで、それが現代のマジョリティだと思います。今のマーケットは押し付ける“説得”ではなく“共感”して面白いものを楽しんでもらう時代。そんな方々が集うコミケに実際にこの夏参加して、その熱量と集客力は日本最大級のイベントだと感じましたし、映画の垣根を超え『エンダーのゲーム』というコンテンツで参戦できることを非常に光栄に思っています。」。コミケの持つパワーと、新しさに大きな可能性を見る。『エンダーのゲーム』はそうした場所こそが、相応しいというわけだ。実は『エンダーのゲーム』は、8月に実施されたコミックマーケット84にも先行して姿を見せていた。何の説明をすることもなく、秋 赤音さんによる登場キャラクターのイラストイメージが大型タペストリーとして公開されていたのだ。キッズ・ファミリーから女性向け、男性向け、ヤングアダルト向け、ディズニーはありとあらゆるエンタテイメントを世に送り出す巨大な存在だ。そのディズニーが、アニメ、マンガ、SFファンに是非、観て欲しいとする『エンダーのゲーム』が注目される。10月25日には、また日本語版予告も公開されている。映画では、運命の子として誕生した主人公エンダーが、大きな戦いに巻き込まれていく様子が迫力の映像と伴に、描かれている。『エンダーのゲーム』 2014年1月18日(土) 全国公開
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