「モンスターズ・ユニバーシティ」ダン・スキャンロン監督来日 アニメ業界を志す若者にエール
ディズニー/ピクサーの最新作『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロン監督が来日。6月26日(水)に都内で会見に臨み、ゲストとして日本語吹替え版の声優を務める石塚英彦(ホンジャマカ)と田中裕二(爆笑問題)も駆けつけた。
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マイクとサリーのモンスター・コンビの活躍を描いた『モンスターズ・インク』の11年ぶりの続編でモンスターたちにとってのエリート校であるモンスターズ・ユニバーシティに入学した2人の出会いと成長を描く。
今回、久々の新作であえて時間を遡って、マイクの少年時代を含め、2人の過去を描いたことについて監督は「マイクの夢を応援してもらうため、彼の夢が生まれたとっても可愛い少年時代を描いた」と説明し、「最大の挑戦はやはり、じっくり時間をかけて、面白いストーリーを開発すること」と語る。
同席したプロデューサーのコーリー・レイも「今回は2人の友情を掘り下げるため、過去に戻った方が楽しいと思った」と語るが、一方で「キャラクターの数も多いし、スケールが大きい作品であり、大変でした」と苦労をふり返る。
劇中、マイクとサリーはいかに相手を怖がらせるかで悪戦苦闘するが、2人の怖いものは? と尋ねると、スキャンロン監督は「ピエロが怖い!」と意外な弱点を告白。レイ・プロデューサーは「映画にも出てくるけど、イエティに追われる夢を見たの」と明かし笑いを誘っていた。
この日の会場には、アニメーション製作を志す若者たちの姿も見られたが、監督は彼らに向けて「まずは小さなプロジェクトをたくさんこなし、経験を積んでそれを糧にするべき。それから最大限の努力をすること。そうすると、自分の中の多様性が出てくると思う」とアドバイスを送っていた。
石塚さんと田中さんはそれぞれ、サリーとマイクをイメージした水色と緑色の衣裳で登場。石塚さんは「何もかもが前作を上回っている」と完成した映画の魅力を語りつつ、「(声優を務める)プレッシャーもすごかった」と述懐。田中さんは「世界で一番すごい映像! 前回の声優も好評だったので、自信をもってやろうと思いました」と笑顔で語った。
少年時代の体験を胸に、「絶対に怖がらせ屋になる!」という夢を持ち続けるマイクの姿が印象的だが、石塚さんの子どもの頃の将来の夢は「パイロット!」。その夢は叶わなかったが、「いまはパイロット以上に飛行機に乗って、グルメロケに行ってます」とニンマリ。
一方の田中さんは「ジャイアンツの4番」が夢だったそうで、「いまはスポーツ番組でいろんな人に会える」と思い描いたものとは違えど、夢だった世界に交わりながら生きていることに誇らしげ。プロデューサーのレイによると「(オリジナル版でマイクの声を務めた)ビリー・クリスタルも子どもの頃、野球選手になりたかったって言ってたわ(笑)」と明かし、意外な共通点に田中さんも喜んでいた。
『モンスターズ・ユニバーシティ』は7月6日(土)より全国にて公開。
『モンスターズ・ユニバーシティ』製作陣来日 アニメ業界を志す若者にエール!
《text:cinemacafe.net》