10月17日より、東京・六本木を中心に第26回東京国際映画祭が開催される。2013年は、劇場アニメ作品の公式出品も話題を読んでいる。そのひとつが、特別招待作品に選出された吉浦康裕監督の『サカサマのパテマ』である。天と地が互い違いとなった世界で繰り広げられるSFラブストリーだ。開幕となった17日には、六本木ヒルズにて、華やかなグリーンカーペットが行われた。国内外のスターが一堂に会した映画祭の目玉のひとつである。『サカサマのパテマ』の声の出演をしたパテマ役の藤井ゆきよさん、エイジ役の岡本信彦さん、そして吉浦康裕監督をはじめとする主要スタッフもこれに加わった。映画祭の盛り上げに、一役買った。藤井ゆきよは、オフホワイトのミニワンピースで、フレッシュな魅力を振りまいた。また岡本信彦さんは、グレーのスーツで登場した。岡本さんは劇場版『青の祓魔師』の奥村燐役や『劇場版 TIGER & BUNNY』のイワン役など多くの当たり役で人気だ。グリーンカーペットでも、沢山の声援と拍手が贈られた。藤井さんは、沿道のファンからの花束まで貰う一幕もあった。映画祭らしいハプニングも、みられた。本作の日本の映画際の出品は、これが初となる。これについて吉浦監督は「とにかく華やかでした。普段滅多にネクタイを締めることがないのですが、こういう場にでてくることも必要ですね(笑)。東京国際映画祭はこれからアニメにも力を入れてくれると伺っているので是非こういう機会を増やして欲しいです」と話した。また藤井さんは、「緊張しましたが、とても楽しかったです。まさかこんな華やかな場所に参加できるなんて夢にも思っていなかったので、本当に嬉しかったです。ファンの方から花束までいただいて、勇気づけられました」と映画祭の熱気に興奮様子。岡本さんは、「グリーンカーペットのことは以前から聞いてはいたのですが、まさか自分が声優として参加できると思っていなかったです。日本のアニメは世界に通用する文化なのでこれからも『サカサマのパテマ』の、そして更にアニメの素晴らしさを伝えていけたらと思います」とコメントする。本作の国内公開は、11月9日からとなる。東京国際映画祭での上映は、ジャパンプレミアだ。10月24日のこのプレミア上映にも、吉浦監督、藤井ゆきよさん、岡本信彦さんは登壇予定だ。作品は既にフランスとイギリスでの公開も決定している。日本の国際映画祭を、起点に今後もさらに世界で活躍しそうだ。『サカサマのパテマ』2013年11月9日(土) 全国劇場公開/http://patema.jp/
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