- ゲーム画面が非常にリッチな印象を受けました。スマホの小さな画面の中でリッチに見せる秘訣というのはありますか。
齊藤
今回の映像モデルは4°Cさんから提供を受けているものなんです。映画のキャラクターのパーツを組み合わせてゲームのマイキャラを作るとか。実際に敵の兵隊や味方の兵隊は劇場で使われたミッドランドとかチューダーの3Dモデルをゲーム用にリダクション(ポリゴン数を減らしたりポイント数を減らしたりすること)して使用しています。
リダクションをしているのも4°Cさんです。
- 劇場で見たままのものがゲームの中でも体験できるということですね。
齊藤
そこを目指しています。
- ボスキャラは鎧とかも作り込まれていて、プレイ中びっくりしました。
齊藤
このためだけに作ったの? というには豪華ですよね(笑)。そこは劇場モデルを移植してますので、公認クオリティというわけです。モーションとモデルに関しては今回4°Cさんに全て担当して頂きました。
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- キャラクターボイスも新たに収録を?
齊藤
そうですね。
- ディレクションを担当されたのはどなたなのですか?
齊藤
ディレクションは劇場版の音響監督に担当して頂きました。「こういうシーンでこういうセリフを出したいので」というシナリオやセリフ表を出してお任せしました。
■ キャラクターイラストは恩田尚之さん、映画の総作画監督が描く
- 『傭兵シナリオ』がかなりのボリュームになっています。あれはどういったアイデアで始まったのでしょうか。
齊藤
まず原作キャラはカード化できない、というのがありました。そのうえで原作の世界観を崩さずに鷹の団のすごさを表現したいと考えた時に、サイドストーリー的に名もなき傭兵達が鷹の団を語るというのはどうかなと思い至りました。
- 戦場ですれ違ったりするエピソードとかもあるんですよね。すごい雰囲気出てます。
齊藤
あと、傭兵達のキャラクターイラストは映画ベルセルクの総作画監督をされていた恩田尚之さんに全て描いてもらっています。
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