初音ミクの暴走のルーツは「らき☆すた」?ハイスピードでハイテンションな楽曲でおなじみ、cosMo@暴走Pインタビュー | アニメ!アニメ!

初音ミクの暴走のルーツは「らき☆すた」?ハイスピードでハイテンションな楽曲でおなじみ、cosMo@暴走Pインタビュー

[2010年2月に掲載されたインタビュー再録] 「初音ミクの消失」でも人気のcosMo@暴走Pの4年前のインタビュー。いまなお大きな影響を与え続けるPの発言を振り返る。

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cosMo@暴走Pさん
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[このインタビューは2010年2月に掲載されたものの再録です]

■ cosMo@暴走P
1986年4月6日生。A型。
動画共有サイト10万再生以上の殿堂入り動画を数多く生み出すカリスマP。
自身で動画イラストも描く抜群の人気・実力を誇る。
CHEMICAL SYSTEM LE  /http://chemsys.cc/

初音ミク黎明期から現在まで大活躍を続ける超有名ボカロPの一人、cosMo@暴走Pにお話を伺ってきました。曲から受ける印象は激しくアグレッシブな方かと思ったのですが・・・

■ あの曲は「らき☆すた」が元ネタだった!?

― 名前からするとすごく激しい人なのかなぁ・・・という印象を持っていたんですが、実際は物静かで穏やかな方なんですね。

― cosMo@暴走P (以下 暴)
そりゃいつも暴走してたら大変ですから(笑)

― もともとなぜ今の名前になったんですか?

― 暴
最初から投稿者名としてはcosMoを名乗っていたんですが、ニコニコに投稿するようになって、azumaさんが「あなたの歌姫」*1で「そろそろボクもP名が欲しいです」って募集してたりしたのを見て、あ、そういうのアリなんだって思って、まねして募集したらこうなったって感じですね。

― やはり、「初音ミクの暴走」の印象が強烈だったということでしょうか。

― 暴
そうなんでしょうね(笑)

― もともとの「cosMo」はどこから来たものなんですか?

― 暴
好きなゲームのコンポーザーさんがコラムでcosMoっていう言葉を使っていたので、いいなって思ってそこからいただきました。

― ゲームはお好きなんですか?

― 暴
いや、全くやらないです(笑) せいぜいスーパーファミコン程度で止まってますね、ボクの知識は。

― 初音ミクを使い始める前から作曲はされていたんですか?

― 暴
はい。インストゥルメンタル曲を作ってMuzieで公開してたりしてましたね。

― ミクを使った曲を投稿されたのが2007年10月02日と、非常に早い時期でしたよね。

― 暴
kzさんの「Packaged」やbakerさんの「cellroid」が出たぐらいの時期ですね。その頃はお二人とも名前を知らなかったんですが(笑) その頃唯一知ってたのがOSTER projectさんで、あの人もMuzieで曲を公開していたので知っていたんですよね。
で、覗いてみたら初音ミクなんてのを使ってておもしろそうだな・・・って思って使い始めてみたんですよね。

― ミク曲の初投稿が2007年10月2日ですから、ミクの発売からわずか1ヶ月ちょっとという早い時期なんですよね。
そして10月22日には「初音ミクの暴走」を投稿されてるというスピード展開だったんですね。

― 暴
あのころあまりアップテンポな曲がなくて、自分は元々アップテンポな曲が好きなのでそういう感じで作ってたんですが・・・実はあの曲は「らき☆すた」のオープニング曲「もってけ!セーラー服」から発想して作った曲なんですよね。
あの曲ってずっとしゃべってるみたいな感じだったので、ミクを使ってしゃべらせるような曲を作ったらどうなるかな・・・って思って作ったんですよね。
あの頃はまだミクをしゃべらせる人がいなかったんですけど、絶対しゃべらせることも出来るだろうって思ってて。
ただ、そのまましゃべらせるのは難しそうだったんで曲に乗せてしゃべらせようと思ってああいう感じになったんですよね。

― まさか「もってけ!セーラー服」がルーツだったとは・・・想像もしていませんでした。
アップされたあとは再生数とか気にされたんですか?

― 暴
特には思ってなかったんですが、Muzieの頃は100再生もいけばいい方だったのが、ニコニコ動画はほんのちょっとの間で1,000再生とかすぐいってすごいなぁ・・・とは思ってたりしました。
消失を発表したあと、それまではボカロ曲を歌うっていう文化はあまりなかったと思うんですが、やたら歌う人が出てきたので、あんなのよく歌うなぁと思ってたんですよね。
そこで「よし、もっと早いの作ったら誰もついて来れないだろう」と思って「初音ミクの消失」

― ところがそれでも・・・

― 暴
歌う人も演奏する人も出てきたんですよね(笑) 特にロングバージョンを発表したあとは。みんなチャレンジングなんで、こっちもよし!って思っちゃうんですよね。

― 戦いなんですね。

― 暴
日々戦いです(笑)

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