原作者&監督が語る「ガイコツ書店員 本田さん」誕生秘話とアニメ版の見どころ【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

原作者&監督が語る「ガイコツ書店員 本田さん」誕生秘話とアニメ版の見どころ【インタビュー】

2018年10月7日に放送スタートするTVアニメ『ガイコツ書店員 本田さん』より、原作者・本田先生と轟おうる監督にインタビュー。原作マンガの創作秘話やアニメならではの見どころを訊いた。

インタビュー
原作者&監督が語る「ガイコツ書店員 本田さん」誕生秘話とアニメ版の見どころ【インタビュー】
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「ヒマそう、楽そう、刺激とかなさそう」といった書店員のイメージを根底から覆したコミックエッセイ『ガイコツ書店員 本田さん』。本田先生の約10年に渡る書店勤務に基づいた書店員たちの“大変な内情”を、作者の分身である主人公・ガイコツ書店員本田とその同僚たちを通じてコメディタッチに描く人気作だ。

監督は、人気Flashギャグアニメ『秘密結社 鷹の爪』を制作するDLE所属クリエイターの轟おうる氏が担当。まさに“最適解”と思えるタッグに期待感が高まる9月某日、DLEにて本田先生と轟おうる監督にアニメならではの見どころを訊いた。


――本田先生はもともと書店員としてお仕事をされていたわけですが、もともとマンガは描かれていたんですか?

本田先生。劇中と同じようにガイコツのお面を付けてくれた
本田
描いていましたね。二次創作で同人誌即売会に参加したこともあります。ただ、プロを目指そうといった目的はありませんでした。

――書店で働きたいと思ったのはマンガが好きだったからですか?

本田
マンガが好きでしたけど、マンガ売り場を担当したかったわけではないんです。
最初の面接でもマンガ売り場を担当させるつもりの質問はなく、「小説読みます?」と聞かれたくらいです。

本当はあまり読まないのに「読みます」と答えて、「これは小説売り場かな?」と思っていたら採用の連絡があり「マンガ売り場の担当をお願いします」と言われ、「ええ!?そんな気配なかったじゃん」と驚きました。
結果的にバイト時代から約10年間マンガ売り場を担当しました。ちなみに後から理由を聞いたら、単純にマンガ売り場担当者が急に辞めたからだそうです。

――『ガイコツ書店員 本田さん』をマンガとして描かれたきっかけは?

本田
バイト中にやたら変わったお客さんが来るので、ネタにして描いたら面白そうだと思ったからです。バイトを初めて2,3年ぐらい経った頃、ネームみたいなクオリティでバイト仲間や友人だけに見せたら「面白いじゃん!」と言ってくれて。
その後も変わったお客さんがドンドン来るものだから、せっかくだしpixivに載せてもっと多くの人に読んでもらうと思って、そこから本格的に描くようになりました。

――劇中でよく描かれるように、書店員の大変さを伝えることが目的でしたか?

本田
書店員としてくくってしまうとスケールが大きくなり過ぎちゃいますね。あくまでも私が働いていた書店がそういう状況だったという話です。
自分が経験したことを描くにあたって、「他の本屋さんの状況は知らない」というのをほぼ毎話、注意書きのように差し込んでいます。

私がいた本屋がたまたま変なお客さんがいっぱい来たり、大型の本屋さんだったのでフェアを組む時などに注文する本の量に圧倒されたりしていたので、そういった所からネタにしていきました。

――監督は原作を読んで、書店員に対するイメージが変わりましたか?

轟おうる
実は私も書店で働いていた時期があるんです。売り場は担当していませんでしたが、間近で現場を見ていたので、「いつも大変そうにしているな」「本が重そうだな」といった印象がありました。
それでも作品を読んでいると、「思ってた以上に重労働なんだな」と新発見がたくさんあって面白かったです。

真剣な顔で原作を読み返す轟おうる監督

――主人公や同僚の書店員たちをガイコツや動物などデフォルメしたのはなぜですか?

本田
職場に面白い人が多いのですが、似せて描いちゃうとマズイなと思って「じゃあいっそのこと顔を隠しちゃえ!」と。
描き始めた当初は主人公が紙袋被っていたり、ニワトリ頭だったりと規則性はなかったんですけど、徐々に統一していき最終的には、主人公はガイコツ、同僚はかぶり物、出版社関係の人は紙袋系、編集部の人は首から上が動物となりました。

私の分身である主人公をガイコツにしたことに対して、「死後の世界に興味あるの?」と良く言われるんですが、そこまで深く考えていなくて、単純に子どもの頃からモチーフとして好きだっただけです(笑)。

―デフォルメされたキャラクターを見て、モデルになった同僚は驚かれませんでした?

本田
そこは最初にモデル化していいかお願いするときに「狐にします」とか「紙袋被せます」と伝えていました。
ただし、ジーンpixivで公開されたマンガを見て、「狐ってこういうことかよ!?」と驚かれました。「人間の顔に頭から耳が生えているんじゃないの?」と言われて、「あ!そだよね!」と思ったんですけど……受け入れてもらえて良かったです(笑)。

デフォルメを振り返っても、「頭に耳を生やす発想はなかった!」と驚きを隠せない本田先生

――監督は被り物のキャラクターを動かす時に、表情の問題などで難しい点はあったのでしょうか?


DLEに入社して以来『秘密結社 鷹の爪』のようなコメディアニメばかり作ってきたので、普通の人間じゃないキャラクターを扱うことに抵抗や苦労はありませんでした。
確かに表情を出しにくいキャラクターデザインではあるんですけど、原作でもショックを受けた場面では顔に影を強く入れるなど分かりやすい描写がふんだんにあったので、アニメーション化した際のイメージはしやすかったです。

あと、私がアニメで足した要素としては、主人公の本田の描写ですね。先生は、ガイコツの主人公であっても、人間として扱っているのが読んでいて分かりますが、やっぱりガイコツなのでアゴを外すとかしたくなっちゃうんです(笑)。

原作では血を吹き出すような描写はあっても、骨が外れる描写はなかったので、せっかく骨なのに勿体ないと思って、アニメではアゴを外したり頭を360度回したり、目から物が入って口から出たりさせています。


本田
そのあたりはアニメならではの面白さですよね。顎関節がマンガの中でボロっと落ちても分かりにくいと思うんですけど、アニメだと落ちたらすぐに分かるので、そこは遊んで頂けて良かったなと思いました。

轟おうる
よかったです! 奇しくも今年の3月に映画『リメンバー・ミー』が日本公開されたのを見て、「よし、これは(頭を)回すしかねぇ!」と思って過剰に回してしまいました。
《乃木章》
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