「キックハート」で起こったこと ファン支援はアニメ制作を変えるのか?湯浅政明監督、 I.G石川光久社長 インタビュー 後編 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「キックハート」で起こったこと ファン支援はアニメ制作を変えるのか?湯浅政明監督、 I.G石川光久社長 インタビュー 後編

■ 打たれても、打たれても元気なキャラクター 今の気分と合っている ■制作は少人数体制で ■ 『キックハート』の今後は? 映画もあり、テレビあり。まだ決めていない

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湯浅政明監督
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■ 『キックハート』の今後は? 映画もあり、テレビあり。まだ決めていない

アニメ!アニメ!(以下AA)
今回、短くではありますが、話は終わったのですが、これは続きを見たいよねって思わせます。

湯浅 
あの企画の魅力をまだ全然出してないと思うんです。10分で出すのはちょっと難しい感じです。続けばどんどんいろんなものがでてきそうな企画だと思います。

AA
パイロット的なもの、これから長編ができるのかなというイメージがあります。逆に短編がどんどんつながっていくといったことも考えられていますか?

湯浅 
いや、どっちでも可能性はあります。物語はずっと奥があるんです。そのどこを切り取って出そうかなというところで、今回は誕生編みたいになっています。彼らが活躍する話は、これからたくさんできると思います。

石川
どうなるかというのは、大きく2つ可能性があるとおもっています。ここからさらに劇場に行くというもの。これは結構大きなハードルだとは思います。ハードルはちょっと高いけど、飛び越えることが不可能かというと、そうでもないようにと思っています。

もうひとつは、素材がいいのだから、もっとお客さんに浸透させる地上波、テレビシリーズの可能性ですね。せっかく海外のお客さんを取り込んだんだから、たとえばそれは海外とかでね。
海外のカートゥーン作品は結構低予算で作ってるんです。そういうような、莫大な制作費を掛けずにやれるテレビシリーズも、ひょっとしたらいけるんじゃないかと。

あまりお金を掛けるんじゃなくて、多くの人に楽しんでもらえる形がいいのか。いやいや、やっぱりハイエンドで劇場で正統派でのほうが、という気持ちもありで、これがどっちになるのかは、実は自分の中では分からないんです。それは自然の流れで、どっちが来るかです。どちらが来ても、監督は打席に立ってほしいなと思っています。

湯浅 
いや、どっちでもやりたいと思いますね。
全然ありだと思いますね。どっちでも面白くできると思いますのでね。

AA
そこは楽しみですね。本日はどうもありがとうございました。

『キックハート』
/http://www.production-ig.co.jp/works/kickheart

原作・監督・作画 湯浅政明
監修 押井守
キャラクターデザイン・作画 三原三千夫
副監督・カラーコーディネート・作画E-unyoung Choi
美術 Kevin Aymeric
音楽・音響監督 
オオルタイチ
アニメーション制作 プロダクション I.G
《animeanime》
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