2013年末公開を目指し、静岡県浜松市にて劇場用アニメ『ミナの森のカンナ先生』の企画が本格始動した。これは静岡県内で進められているミナの森プロジェクトの一環だ。プロジェクトでは、第1弾として実写映画『果てぬ村のミナ』を制作、静岡県内で先行公開されている。今回制作されるアニメ映画『ミナの森のカンナ先生』は、このロジェクトの第2弾となる。『ミナの森のカンナ先生』の監督と脚本は杉山卓さんが務める。杉山さんは虫プロダクション出身で『フリテンくん』や『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』などでも監督経験のあるベテランである。キャラクターデザインを担当するイラストレーターの津ケ谷寛奈さんは、『果てぬ村のミナ』で主人公・ミナ役のモデルでもある。『ミナの森のカンナ先生』の制作では、合わせてアニメーターと声優の育成も行うのがユニークな特徴となっている。開講は4月からで受講者の募集も開始している。アニメーターも声優も2年間で、受講資格はプロアマ不問である。アニメーターに関しては専門学校卒業または基本知識を有することも条件となっている。アニメーターの指導には杉山さんや酒井一美さん、声優の指導には白石冬美さんら行う。酒井さんは杉山さんと同じく虫プロ時代から活躍、白石さんは『怪物くん』の怪物太郎役、『巨人の星』の星明子役、『機動戦士ガンダム』のミライ・ヤシマ役などで知られる。学費はアニメーターと声優で差はなく、共に入学金が105000円、年間756000円である。静岡県では、静岡大学と静岡文化芸術大学の学生有志によるプロデューサー育成支援プロジェクト「ア・ブロックリエーション」も設立されている。コンテンツ分野のクリエイター育成が盛り上ってきている。このところ盛んな地方発のアニメ制作であるが、浜松も新しい流れになるのかどうか今後も動向も注目だ。[真狩祐志] 長編アニメ「ミナの森のカンナ先生(仮称)」について/http://minanomori.jp/?p=10 ミナの森のアニメーター・声優学院/http://minanomori.jp/地域活性化プロジェクト「ミナの森」/http://www.minanomori.com/
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