2012年、日本の劇場アニメは『ONE PIECE FILM Z』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、『おおかみこどもの雨と雪』など大ヒットが相次いだ。こうした状況は、海の向こうの米国もよく似ている。 2012年もこれまでに引き続き、アニメーション映画の活躍が目立っている。2012年の映画興収ベスト20には、6作品が名前を連ねている。
CGアニメーションが全盛となるなかで、2012年は、ストップモーション(コマ撮り)・アニメーションの大作が3本も出揃ったのも特徴だ。 しかし、『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(興収5600万ドル)、『フランケンウィニー』(3481万ドル)、『The Pirates! Band of Misfits』(3105万ドル)と、興収はCGアニメーションより低いレンジにとどまっている。なかでも全米3000スクリーンで公開された『フランケンウィニー』は期待値を大きく下回った。