劇場版『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』 レベルファイブ 日野晃博社長インタビュー前編 奇跡のコラボが実現した理由 | アニメ!アニメ!

劇場版『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』 レベルファイブ 日野晃博社長インタビュー前編 奇跡のコラボが実現した理由

インタビュー

日野晃博氏
  • 日野晃博氏
  • (C)LEVEL-5/FCイナズマイレブンGO・プロジェクトダンボール戦機 2012
  • (C)LEVEL-5/FCイナズマイレブンGO・プロジェクトダンボール戦機 2012
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劇場版『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』
レベルファイブ
日野晃博社長インタビュー 
奇跡のコラボが実現した理由



12月1日に劇場アニメ『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』が全国東宝系で公開となる。本作は『イナズマイレブンGO』と『ダンボール戦機W』のふたつの人気アニメが、まさかのコラボレーションで話題を呼んでいる。
そんな両作品に企画や総監修などで関わるのが、レベルファイブ 日野晃博社長である。本作でも企画・脚本/総監修を担っている。日野晃博氏に、映画誕生の魅力とみどころ、レベルファイブの生みだす作品の人気の秘密についてお話を聴いた。


劇場版『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』
2012年12月1日(土)全国東宝系ロードショー

/http://www.inazuma-movie.jp/


■ 奇跡のコラボ「イナダン」企画が実現した理由

―― アニメ!アニメ!(以下AA)
12月1日に、いよいよ全国東宝系で劇場版『イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』が公開されます。『イナズマイレブンGO』も『ダンボール戦機W』も大ヒット作で、新作映画はファンのかたは「やっぱりな」とあったと思います。
ただ今回、まさか2つの作品がひとつの映画になるのは驚いたと思います。この企画はどのようなかたちで練られたのでしょうか?

―― 日野晃博氏(以下日野) 
まず、2つを一緒にした何かが作れないかという提案をもらい、そこから考え始めました。大事に育ててきたタイトルなので、大切にしなければいけない部分を壊さずにひとつにすることは、最初は出来ないかもしれないと思いました。けれども2つの作品の主人公たちが一緒に悩み、一緒に乗り越えて何かをやり遂げるものを思いついた時に、「これはやれるな、面白くなるな」というのがありました。

―― AA
その主人公たちが一緒に悩むもの、それはどういったテーマなのですか?

―― 日野 
主人公たちが一緒に悩んだりできる共通点は何か、です。2つの世界観に共通しているのは、『戦い』という行為だったんですね。何か強大な敵が来て、それと戦う。それが共通点とするならば、『戦うことは良いのか、悪いのか』をテーマに作ってみようと考えました。
ほかの映画の主人公たちの言い分とは若干違っていて、この作品では「争い合うことは良くない」という一般的な考えに反発し、「戦うことの意味・大切さ」を訴えています。そこは映像のすごさとはまた別の軸で面白いところだと思っています。

―― AA
これだけ大きなタイトルが2つ並びますと、どちらかに比重が行き過ぎてしまうことはありませんでしたか?

―― 日野 
それはありました。両方のファンが納得するように、『イナズマ』のキャラクターたちが活躍している時間、『ダンボール』のキャラクターたちが活躍している時間。話のなかでそれが両方きちんと成り立つようにすることには、絵コンテの確認時でもかなり気を遣いましたね。

―― AA
そうすると、どちらのファンが観ても満足できる作品になっているということですね。

―― 日野 
間違いなく大丈夫だと思います。


■ 「イナダン」の見どころはここだ!

―― AA
コラボレーションをするうえで、ほかに難しかったことはありますか。

―― 日野 
2つの作品のそれぞれのキャラクターがセリフを言わなければならない。ちゃんと見せ場を作ってあげないと、と考えた時に圧倒的に時間が足りなくなります。
『ダンボール』と『イナズマ』それぞれの登場人物に活躍を見せるとなると、90分あったとしてもそれぞれに45分ずつしかありません。最初の脚本ができて、それが絵コンテになったときには全然時間が足りなくて、その調整作業が大変でしたね。

―― AA
日野社長は企画・脚本/総監修と映画での役割も大きいですが、どの程度まで作品は見られるのですか。

―― 日野
基本的には絵コンテも映像もすべてチェックさせてもらいます。僕は世界観を壊さないように脚本を書き、その後も絵コンテを見せてもらって、監督やアニメのスタッフと毎週何時間も話します。そうした突き合わせは丁寧に、かなりいっぱいやってきました。

―― AA
一本一本の別の作品でなくて、コラボレーションしたことで、今回だけしか成立しない見どころはありますか。

―― 日野 
観てもらえばすぐに分かりますが、今回の映画だけのど肝を抜く演出です。前半と後半の2つの戦いの盛り上がりは映像も含めて、テレビでは絶対に作れないものですね。
また、それぞれのキャラクターたちが違う世界の人たちと会うことによって、キャラクター性がさらにアップしていきます。例えば、天馬君たちがLBXの操作を練習するシーンなどもあったりします。そこはキャラクターのかわいさが出ています。

後編/「レベルファイブ ヒットの秘密」に続く
《animeanime》
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