「ももへの手紙」アジア太平洋映画賞でアニメーション部門最優賞 5年ぶりに日本作品 | アニメ!アニメ!

「ももへの手紙」アジア太平洋映画賞でアニメーション部門最優賞 5年ぶりに日本作品

第6回アジア太平洋映画賞(ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS)にて、日本からノミネートされていた『ももへの手紙』が最優秀アニメーション映画賞(Best Animated Feature Film)を受賞した。

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(C)2012『ももへの手紙』製作委員会
  • (C)2012『ももへの手紙』製作委員会
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  • 坂本龍一さん 
  • 授賞式の様子
11月23日、オーストラリアのブリスベーンで開催された第6回アジア太平洋映画賞(ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS)にて、日本からノミネートされていた『ももへの手紙』が最優秀アニメーション映画賞(Best Animated Feature Film)を受賞した。日本アニメが栄冠に輝いたのは、2007年の『秒速5センチメートル』以来、5年ぶりとなる。
2012年の同部門のノミネートは5作品、本年はとりわけ日本作品が多く『コクリコ坂から』、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』、『おおかみこどもの雨と雪』、そして米豪合作の『ハッピーフィート2』も挙がっていたが、この中から審査員の高い評価を獲得した。

『ももへの手紙』は、父親を亡くしたばかりの少女ももが瀬戸内海の島に引っ越ししてくるお話だ。そこで不思議な体験をする。ファンタジックなストーリーな中で親子の絆を考えさせる。『人狼 JIN-ROH』で世界的な評価を獲得した沖浦啓之監督のもと7年もの期間をかけて制作した。
国内トップアニメーターが集結した作画や美しい背景美術も話題を呼んだ。その映像が高い評価をされている。
作品はこれまでもたびたび海外の映画祭などで紹介されている。ニューヨーク国際児童映画祭長編大賞やカナダ モントリオールの第16回ファンタジア映画祭ベストアニメーション映画観客賞を受賞している。今回はそれらに続くものとなる。

アジア太平洋映画賞は、アジア太平洋地域の優れた映画を表彰するために設立されている。映画祭とは異なる世界の広い地域の映画賞との位置づけだ。
2012年の最優秀映画賞には、トルコ・ギリシア合作の『Tepenin Ardi (Beyond the Hill』(Emin Alper監督)が輝いた。また、長編ドキュメンタリー賞( Best Documentary Feature Film)では日本も共同製作に参加した3ヵ国合作の『Planet of Snail』が特別賞を受賞している。
さらに日本の音楽家である坂本龍一さんが、これまでの音楽、俳優としての活動に対して特別賞(Outstanding Achievement in Film)を受賞した。坂本龍一さんは、現地でライブパフォーマンスも披露して喝采を浴びた。

『ももへの手紙』
公式サイト /http://momo-letter.jp

第6回アジア太平洋映画賞(ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS)
/http://www.asiapacificscreenacademy.com/
《animeanime》
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