10月10日、アジア太平洋地域の優れた映画を表彰するアジア太平洋スクリーンアワード(Asia Pacific Screen Awards:APSA)は、第5回にあたる2011年の各部門のノミネートを発表した。 日本からは撮影賞に『ノルウェーの森』、日本、スウェーデン、米国合作の『I Was Worth 50 Sheep』がドキュメンタリー賞に、そして長編アニメーション部門では『星を追う子ども』がノミネートされた。また、作品賞の審査委員には、日本の女優 桃井かおりさんが参加する。 長編アニメーション部門は映画祭の主要部門のひとつで、全部で5作品が候補に挙げられる。本年は『星を追う子ども』のほかに、ロシアの『みにくいアヒルの子:THE UGLY DUCKLING』、フィリピンのフルCGのSF作品『RPG METANOIA』、韓国の『MADANGEUL NAON AMTAKLEAFIE』、さらに日本の劇画作家辰巳ヨシヒロをモデルにするシンガポールの『TATSUMI』がこれに加わる。 アジア太平洋スクリーンアワードの同部門は、昨年はノミネート5作品のうち3作品を日本のアニメが占めるなど、これまでは日本のアニメの強さが目立っていた。しかし、今年ノミネートされたのは『星を追う子ども』だけとなった。アジア、太平洋諸国のアニメーション製作が近年急成長していることを窺わせる。 また、アジア太平洋スクリーンアワードは、国際映画プロデューサー協会の協力を得ていることから、作品賞においては、映画のプロデューサーを受賞者としている。『星を追う子ども』では、コミックスウェーブフィルムの川口典孝プロデューサーの名前を挙げている。 コミックスウェーブフィルム・川口氏の関わった作品では、2007年に『星を追う子ども』と同じ新海誠監督の『秒速5センチメートル』が最優秀長編アニメーションを受賞している。縁起のよい映画祭だけに、本年の活躍も期待したいところだ。発表は11月24日に、オーストラリアのゴールドコーストにて授賞式と共に行われる。 アジア太平洋スクリーンアワード(Asia Pacific Screen Awards:APSA)/http://www.asiapacificscreenacademy.com/
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