ユーロマンガ最新号は、メビウス追悼特集 宮崎駿コメントなど
フランスのマンガ文化であるバンドデシネの翻訳作品を紹介するEUROMANGA(ユーロマンガ)は、7月23日に発売された最新号でメビウス追悼特集を組んでいる。
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メビウスの筆名で長年活躍したジュン・ジローさんは、2012年3月10日に逝去した。生前はバンドデシネのほか、映画、アニメーション、イラストレーションなど多彩なジャンルで活躍し、フランスを代表するアーティストとして知られている。『アルザック』や「アンカル」シリーズなどの代表作がある。
その活動は国境を越えて広がり、日本のクリエイターにも多大な影響を与えた。また、日本のクリエイターとの交流も多かった。「ユーロマンガ7号」は、そうした日本のクリエイターの言葉を通じて、メビウスさん業績を振り返り追悼する。
メビウスさんと交流が深かったアニメ監督の宮崎駿さんがコメントを寄せているほか、多くのマンガ家やイラストレーター、監督がインタビューに答えている。大友克洋さんや浦沢直樹さん、荒木飛呂彦さん、りんたろうさん、寺田克也さん、藤原カムイさん、内藤泰弘さん、小池桂一さん、小林治さん、村田蓮爾さんらである。
そうした名前を見るだけでも、メビウスさんがいかに多くの人から敬愛され、また影響与えてきたかが理解できる。
さらにこれまで未邦訳であった『猫の目』(Les Yeux du chat)(脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー)を収録し作品を楽しめる。
このほか日本語によるバンドデシネの紹介も、これまでどおり充実している。ヤン原作、ロマン・ユゴー作画の『エーデルワイスのパイロット』、アルチュール・ド・パンスさんの『ゾンビレニアム』が連載を開始する。いずれも注目の若手作家による作品だ。
およそ1年ぶりの新刊は、A4・146ページ、税込1890円で発売中である。
EUROMANGA(ユーロマンガ)
/http://www.euromanga.jp/