BookLive 配信専門のスポーツ青年マンガ誌を4月20日に創刊 グラビア企画も | アニメ!アニメ!

BookLive 配信専門のスポーツ青年マンガ誌を4月20日に創刊 グラビア企画も

BookLive!が、サイトオリジナルのマンガ作品の開発に力を入れているBookLive!にスポーツ青年マンガ誌「月刊コミックガナル」を創刊した。

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電子書籍書店の大手BookLive!が、サイトオリジナルのマンガ作品の開発に力を入れている。BookLiveは株式会社はちどりと協力して、BookLive!にスポーツ青年マンガ誌「月刊コミックガナル」を創刊した。
同誌は電子書籍専門のマンガ誌で、BookLive!のみで限定配信される。毎月第3週に最新号の配信をアップする。創刊号は総ページ数税込105円だが、5月31日までは創刊時のプロモーションとして無料で配信される。

「月刊コミックガナル」に掲載される作品は全て描き下しで、スポーツをテーマにした作品に絞られる。スタートにあたっては、高橋功一郎さんのゴルフマンガ『Bite!』の続編となる『Bite!2』、美少女アイドルジョッキーの成長を描いた草薙だらい(作)・竹内淳也(画)の競馬マンガ『リボンの騎手』などの5作品が並ぶ。
また、スポーツをテーマにした新人グラビアモデル登場する巻頭企画「Sports Fighter Girl」を掲載する。青年マンガ誌ではお馴染みの巻頭グラビアだが、BookLive!によれば電子マンガ誌では初の試みだ。
雑誌のターゲットは、学生・ビジネスマンなどに定めている。作品の内容からも、幅広い一般層へアプローチする戦略が窺われる。

電子書籍販売が拡大し、販売のためのプラットフォームも多様化するなかで、電子書籍化される作品も増加している。とりわけ需要の大きいマンガはデジタル化が進んでいる分野だろう。
そうしたなかで出版社は、作品をより多くのプラットフォームに提供し、ウィンドウの数を増やす戦略を取っている。電子書籍各書店のラインナップは豊かになる一方で、それぞれの書店の差別化が難しくなっている。そこに自社独自のコンテンツ開発が生まれることになる。自社コンテンツは独自の判断で単行本にしたり、海外展開にも活用出来るので、ビジネスの活用度も高いのも魅力だ。

電子書籍プラットフォームによる独自コンテンツの開発は、各社で進められている。BookLive!は、なかでも積極的な企業のひとつだ。
ここ半年で、少年向けの月刊誌「ムチューコミック ドライブ」、少女マンガ誌「月刊コミック フリル」、大人の女性向け電子マンガ雑誌「ムチューコミック ミント」を相次いで創刊した。今回の「月刊コミックガナル」では、少年、少女、成年男子、成年女子の主要4分野を全てカバーすることになる。
ラインナップは揃うものの、その後は新たな挑戦が待っている。雑誌のブランド認知の向上と購読者の拡大である。紙媒体でも多くの雑誌が溢れる中で、どうやって雑誌を知ってもらい、継続的に読んで貰うかは至難の業だ。デジタルならではの簡便性、価格設定の安さはある。しかし、やはり一番の効果的なのは掲載マンガのクオリティとそれをより多くの人に伝えるマーケティングになるだろう。

「BookLive!」 http://booklive.jp/

『月刊コミックガナル』
配信日: 2012年4月20日(金) ※毎月第3金曜配信
価格: 105円(税込) (創刊後、5月31日まで無料配信)
ページ数: 126ページ

≪連載作品≫
『Bite!2』 作家:高橋功一郎
『リボンの騎手』 作家:草薙だらい(作)・竹内淳也(画)
『WIND SMASH!』 作家:小野村安登
『Solaのシト~「スカイ・サーキット」時速400kmのエアバトル!~』
作家:吉祥寺笑
『へたれ番長』 作家:夢乃めい
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