1980年代初頭にテレビ放映され人気となったロボットアニメ『太陽の牙ダグラム』が、放映から30周年を迎えている。いまこの30周年を記念した企画が相次いでいる。 このほどその情報をまとめて紹介する『太陽の牙ダグラム』公式サイトがオープンした。30年の月日を経ても色褪せない作品の魅力を伝える。 サイトでは作品、あらすじ、スタッフとキャスト、DVD-BOXの情報紹介を掲載、さらに本編第1話を配信している。今後はキャラクターやメカの紹介を更新予定だ。 『太陽の牙ダグラム』は、植民星を舞台にした政治ドラマを盛り込んだ。当時では異色の作品だった。独立戦争のゲリラ活動に身を投じた地球連邦評議会議長ドナン・カシムの息子で士官候補生のクリン、彼が乗るコンバット・アーマー ダグラムを中心に物語が描かれる。 作品は『機動戦士ガンダム』のヒットを受け、よりリアル性を追求したロボットアニメとして1981年に誕生した。リアルなロボット玩具の売れ行きもよく、全編で75話を超える長編シリーズとなっている。 監督はその後、『装甲騎兵ボトムズ』、『機甲界ガリアン』、『蒼き流星SPTレイズナー』を手がける高橋良輔さんである。高橋良輔監督のロボットもの初監督作品であると同時に、80年代、富野アニメと並びサンライズを支えたもうひとつのロボットアニメライン高橋良輔作品の原点ともなっている。 30周年記念では、まず2011年12月22日をスタートにバンダイビジュアルよりテレビシリーズDVD-BOXがスペシャルプライスで発売されている。全3巻で3ヶ月連続リリース中だ。 また、雑誌展開も行われている。月刊ホビージャパンでは、特集ページ「月刊デロイア通信」を連載する。さらに電撃ホビーマガジンでは作例の掲載などがされている。 1月22日には、稲城市立iプラザで2月26日まで開催される「大河原邦男作品展」関連イベントとして『太陽の牙ダグラム』の上映イベント、そして本作のメカデザイナー大河原邦男さん、高橋良輔監督、キャラクターデザインの吉川惣司さんによるトークショーが行われる。TV放送30周年記念『太陽の牙ダグラム』/http://www.dougram.net/
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