東映アニメが大泉スタジオ建替え 製作部門は光が丘に仮移転 | アニメ!アニメ!

東映アニメが大泉スタジオ建替え 製作部門は光が丘に仮移転

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国内アニメ制作の最大手の東映アニメーションが、その制作拠点を一新する。東京都練馬区東大泉にある大泉スタジオの建替えに入る。現在のスタジオは取壊され、新たなスタジオは3年後に完成する予定だ。
建替え期間中は、スタジオ機能は練馬区高松の光が丘MKビルに一時移転する。最寄駅は都営大江戸線光が丘駅となる。現在大泉スタジオには、製作管理部、製作部、デジタル映像部などのアニメ制作事業を担う製作本部が拠点を構える。これらが一時的に長年の制作を続けてきた大泉学園から離れることになる。
東映アニメーションは、2013年夏には企画・経営管理部門(企画営業本部・経営管理本部)の拠点を東京横寺町から、JR中野駅に近い再開発地区の中野セントラルパークイーストに移転している。大泉スタジオの建替えは、これに続くものだ。オフィスと制作の現場の2大拠点を、いっきに最新の施設とすることになりそうだ。

大泉スタジオは東映動画(現東映アニメーション)の創立後直ぐ、1957年1月に竣工した。その後60年近く、同社の歴史の大半の期間、アニメ制作の拠点として多くの制作スタッフが働いてきた。
設立当時は一棟のみだった建物はその後のアニメ制作の増加に対応し増築を繰り返し、現在の中庭を囲むロの字型の建物となった。多くの名作、そしてアニメ関係者が生まれ、育っていった場所である。

東映アニメーションは、近年事業と業績を順調に拡大している。アニメ制作では、2014年夏の時点で30分枠のシリーズだけでプリキュアシリーズ、『マジンボーン』、『ドラゴンボール改』、『金田一少年の事件簿R』、『ONE PIECE』、『暴れん坊力士!!松太郎』、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』、『美少女戦士セーラームーンCrystal』と8作品、さらに劇場映画は『楽園追放 -Expelled from Paradise-』、『映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ』の2本がある。
こうした制作の拡大は従来のようなスタジオの増改築などでは間に合わないとの判断があったと思われる。また、アニメーション制作のデジタル対応も視野に入っているだろう。業績が好調な時期に、戦略的に投資するという意味合いもありそうだ。

東映アニメーションでは、現在、本社隣接する東映アニメーションギャラリーで、「さよなら大泉スタジオ ~その誕生と成り立ち~」展を開催中だ。大泉スタジオの歴史を写真や図面、作品、アニメ製作技術、人などを通して振り返る。入場は無料で、期間は9月23日までになる。
東映アニメーションギャラリー自体も、この企画展以降はスタジオ建替えのため長期休館に入る。3年後新スタジオ完成の際に再び姿を見せることになる。
《animeanime》
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